「第二新卒」は転職に対して、経験業種・職種と異なる仕事に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望する一方、社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」は「キャリアアップ」を希望する傾向がある――就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が、そんな調査結果を発表した。20代は転職を通して、何を実現したいと考えているのか。
●第二新卒とヤングキャリアで違い
転職するにあたって、第二新卒のキャリアアップ希望者は26.4%、キャリアチェンジの希望者は55.7%。6割に迫る第二新卒が転職において、新しい業種や職種の仕事を希望していることがうかがえた。
一方、ヤングキャリアではキャリアアップの希望者が41.3%だったのに対し、キャリアチェンジの希望者は37.3%と、第二新卒を下回った。
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●キャリアアップして実現したいこと
キャリアチェンジを通じて実現したいことは、第二新卒では「興味を持っていた仕事に挑戦したい」が65.4%と最多に。他の項目を大きく引き離した。次いで「残業時間や休日のとりやすさなど、労働条件を改善したい」(47.4%)が挙がっている。
一方でヤングキャリアは、「残業時間や休日のとりやすさなど、労働条件を改善したい」が68.1%と最多に。「給与・年収を上げたい」(66.0%)が続き、キャリアチェンジを通して年収を上げたい人が多いことが分かった。
●6割超が懇親会を実施
キャリアアップを通じて実現したいことは、第二新卒とヤングキャリアでともに「給与・年収をアップさせたい」が最多に(第二新卒で59.5%、ヤングキャリアで59.6%)。第二新卒では「より高いポジションに就きたい」(45.9%)、「経験・スキルをもっと磨きたい」(27.0%)、「興味のある業界・商品に携わりたい」(18.9%)が続いた。
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ヤングキャリアでは、「より高いポジションに就きたい」「より大手・人気の企業に転職したい」(いずれも30.8%)が続く結果となった。
調査は8月1〜16日、20代専門の転職サイト「Re就活」およびWebメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者に実施。20代の就職・転職希望者から、315件の回答を得た。
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