オークランド・コロシアム57年間の歴史に幕 アスレチックスが本拠地最終戦を白星で飾る

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2024年09月27日 08:16  ベースボールキング

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本拠地最終戦に勝利したオークランド・アスレチックス
○ アスレチックス 3−2 レンジャーズ ●
<現地時間9月26日 オークランド・コロシアム>

 オークランド・アスレチックスが本拠地オークランド・コロシアムでの最終戦に勝利。57年間プレーした本拠地で有終の美を飾った。

 試合前の国歌斉唱には通算165勝の元エース左腕バリー・ジト氏、始球式には球団永久欠番のリッキー・ヘンダーソン、デーブ・スチュワート両氏が登場。観戦チケットは完売し、今季最多46,889人のファンが駆け付けた。

 試合最初の打者は元アスレチックスのレンジャーズ1番打者マーカス・セミエン。同球場における現役最多出場、最多安打野手から始まった一戦はアスレチックスが3回裏、無死満塁からジェフリー・ブレデイの二ゴロ、シェイ・ランゲリアーズの左犠飛で2点を先制。5回裏にはブレデイの適時打で追加点を挙げた。

 その後、1点差に詰め寄られるも6回途中からバトンを受けたリリーフ4投手が無安打リレーで逃げ切った。守護神メイソン・ミラーは自己最速103.8マイル(約167.1キロ)を記録して4アウトセーブに成功。今季8月にデビューした先発右腕J.T.ギンがキャリア初勝利をマーク。試合終了直後には選手、コーチ、そして監督として14年間オークランドに所属したマーク・コッツェイ監督が本拠地ファンへ別れを告げた。

 1901年にフィラデルフィアで創設したアスレチックスは、カンザスシティを経て1968年からオークランドに移転。1972年から1974年にはワールドシリーズ3連覇を果たすなど17度の地区優勝、4度の世界一に輝いた。近年では2018年から3年連続プレーオフ進出を果たしたが、2022年から2年続けてシーズン100敗を記録。成績に伴って観客動員も低迷し、年間動員100万人を切るシーズンが続いた。

 アスレチックスは2028年からネバダ州ラスベガスへ移転予定。来季からラスベガス移転までの3シーズンはカリフォルニア州サクラメント、サター・ヘルス・パークを暫定本拠地として戦う。

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