インテルブースは「Core Ultra 200V搭載ノートPC」と「謎のCPU用マザーボード」など見どころたくさん

0

2024年09月27日 20:51  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

今回のインテルブースは、2023年のものをよりギュッと凝縮したような感じに仕上がっている

 昨今、PCを使ってゲームを楽しむ「PCゲーミング」が広がりを見せている。日本でもPCゲーミング市場は着実に成長しており、9月27日に行われた東京ゲームショウ2024の開会式ではPCゲームの年間販売額は右肩上がりを続けている。


【その他の画像】


 そんなPCゲーミングをCPUから支えるインテルは、2021年、2022年、2023年に続き4年連続で東京ゲームショウに出展している。今回はどのような展示があるのだろうか。


●テーマは「最高のゲーム体験を、インテルと。」


 2024年のインテルブースは、「最高のゲーム体験を、インテルと。」をテーマに構築したという。テーマの通り、メインの展示は実際のゲームシーンに則したものとなっており、ゲームショウの来場者に具体的な利用シーンを想起してもらえるようにと工夫している。


 屋外にテーブルのあるカフェを模したという「アウトドアゲーミングゾーン」には、Core Ultraプロセッサを搭載したノートPCが置かれている。Core Ultraプロセッサなら外出先でもノートPCでゲームが十分に楽しめるということをアピールしたいようだ。


 このテーブルには6台のノートPCが並んでいるが、中央にある2台は最新のシリーズ2(Core Ultra 200Vプロセッサ)を搭載するものだ。最新のモバイル向けSoCのポテンシャルを体感したいという人は、ぜひ見に行ってほしい。


 一方、個人の部屋を模した「パーソナルエリア」では、「推し活にいそしむゲーマー」と「ストリーマー(配信)」を想定した展示がなされている。どちらもCoreプロセッサ(第14世代)とハイエンドのグラフィックスカードを搭載した自作デスクトップPCで、推し活の方はASUS JAPAN、ストリーマーの方はギガバイトの協力を得て構築したものだという。


 昨今、既製品のゲーミングPCだけでなく、自分で好きなケースやパーツを使って作ったりカスタマズしたりする「カスタムPC」に興味を持つ人が増えていることも意識しているそうだ。


●ビルダーによるカスタムPC


 先述の通り、最近はカスタムPCに興味を持つ人が増えているという。とはいえ、PCパーツ(あるいはPCそのもの)に詳しくない人もいる。


 そこで今回、自作用パーツを使って組み立てるBTOビルダー3社(インバースネット、ヤマダデンキ、STORM/ソフマップ)のカスタムPCが展示されている。時間帯にもよるが、各ビルダーの担当者も居るとのことなので、「カスタムPCに興味があるけど、自力で構築するのは……」と考えているなら相談してみるのも良いだろう。


●大手メーカーのPCも展示


 カスタムPCに興味を持つ人が増えているとはいえ、メーカー製PCの活躍の場は大きい。インテルブースでは、日本HP、Dynabookとレノボ・ジャパンの3社のPCが展示されている。これらのメーカーは、今回のゲームショウにおいてコンシューマー向けの展示は行っていないため(※1)、製品を手に取って試せるのは基本的にインテルブースのみとなる。


 各メーカー、またはインテルの説明員もいるので、分からないことは質問しながらゲームを試遊可能だ。


(※1)レノボ・ジャパンはブース出展しているが、開発者向けのワークステーション(ThinkPad Pシリーズ/ThinkStation)をメインに据えている(ポータブルゲーミングPC「Legion Go」は展示している)


●「謎のCPU」用マザーボードや「謎のグラボ」の展示も


 あえて後回しにしたのだが、パーソナルエリアの背後にもパーツメーカーのカスタムPCが展示されている。


 このコーナーにはMSIとASRockの担当者が組んだ自作PCが展示されている……のだが、その上方に目を向けると“謎の展示”がある。


 1つは、フロム・ソフトウェアの「ELDEN RING(エルデンリング)」とコラボレーションしたIntel Arc A770 Graphicsだ。「見たことないな……」と思ったら、こちらは中国でのみ販売されている製品で、日本を含む他国では売っていないという。


 「面白いグラボ」ということで、今回の東京ゲームショウに合わせて展示することになったという。


 もう1つは、4枚の「次世代マザーボード」だ。ASUS JAPAN、ASRock、ギガバイト、MSIから各1枚ずつ出展されていた。いずれも「COMPUTEX TAIPEI 2024」において各社が展示していたもので、2024年内に発売を予定しているデスクトップ向けCore Ultraプロセッサ(開発コード名:Arrow Lake)向けの製品だと思われる。



    ランキングIT・インターネット

    話題数ランキング

    一覧へ

    前日のランキングへ

    ニュース設定