自民党の新総裁に石破茂氏が選出されたことをフランスやドイツメディアも伝えています。
フランスの有力紙フィガロは、「石破氏が5度目の挑戦で勝利した」と伝えた上で、「今回の首相交代が日本の現在の政策に大きな影響を与えることはないだろう。景気回復に苦しむ国内の問題に対処しなければならないだけでなく、中国や北朝鮮との国際的な緊張問題についても向き合わなければならない」と報じています。
また、ドイツの第一公共放送ARDは、「石破氏はついにゴールにたどり着いた」と伝え、「高市氏よりも穏健で、夫婦別姓を可能にする法改正を支持している。元防衛大臣として安全保障問題に詳しく、北朝鮮を念頭にミサイル防衛システムを設置し、核による脅威への参加が必要と述べている」などと紹介しています。
一方、ロシアでも石破氏の自民党新総裁選出は速報で伝えられました。
国営タス通信は石破氏について「元防衛相でNATO=北大西洋条約機構のアジア版を創設することを提唱している」などと紹介。
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ロシアの科学アカデミー中国・現代アジア研究所のキスタノフ日本研究センター長は、地元メディアのインタビューで「日本では反ロシア政策が根付いている」とし、「両国関係に前向きな変化が起きるとは期待していない」と述べています。