武尊、涙の『ONE』初勝利! 1Rダウン奪われるも2Rに逆転KO勝利 平本蓮や久保優太ら元K-1戦士も興奮

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2024年09月27日 23:53  ORICON NEWS

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『ONE』初勝利を飾った武尊 (C)ONE Championship
 格闘家の武尊が、現地時間27日にタイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE FRIDAY NIGHT 81』に出場し、タン・ジン(ミャンマー)に2ラウンド2分47秒でKO勝利を飾った。『ONE』初勝利に、勝ち名乗りを受けた直後は涙を浮かべた。

【写真】計量&ハイドレーションをクリアした武尊のバキバキボディ

 K-1で3階級を制覇した武尊は、2022年6月の『THE MATCH 2022』で那須川天心と対戦し、判定で敗退。その後にK-1を離脱し、今年からアジア最大の格闘技団体『ONE』に戦いの場を移した。初戦となる今年1月、フライ級キックボクシング世界タイトルマッチでスーパーレック・キアトモー9と対戦し、激闘の末に判定で敗れた。

 2戦目はブラックパンサーとの対戦が発表されたが、負傷により2連勝中のタン・ジンに変更。武尊にとって8ヶ月ぶりの復帰戦は、1ラウンドからタン・ジンが気合を込めながら積極的に前に出て、武尊はローキックで応戦するも勢いに飲まれるようにタン・ジンの左フックを浴びてダウンを取られた。武尊が立ち上がった直後に1ラウンドが終了。

 2ラウンドになると武尊の逆襲がスタート。パンチでプレッシャーをかけてタン・ジンを下がらせると、ドンピシャのタイミングで三日月蹴りをヒットさせてダウンを奪う。タン・ジンは悶絶しながらもなんとか立ち上がるも、ダメージは深い。ここを勝負のポイントと読んだ武尊が再び猛攻を繰り出すと、タン・ジンは再びダウンを喫し、そのまま立ち上がれず武尊のKO勝利となった。

 昨年6月のフランスでのベイリー・サグデン戦以来、実に1年3ヶ月ぶりの勝利を飾った武尊は、コーナーポストからバク宙を決めて会場の大声援を浴びる。試合後のインタビューでは「1Rのダウン、フラッシュ気味だったんでそこまでダメージ無かったんですけど、ちょっと怪我明けの試合という事で足の心配しすぎたな、下に集中しすぎたなって感じです」と振り返り、「思ったより相手のパンチがあったので、2Rから作戦を変えました」と臨機応変な戦いぶりで勝利を掴み取った。

 すると、ONE初戦で武尊との対戦が発表されながら負傷で欠場したロッタン・ジットムアンノンがリングイン。武尊は「ロッタン!アイムレディ、レッツファイト!と英語で対戦を呼びかけると、ロッタンも「今日の戦いは簡単過ぎたが、俺は簡単じゃないぞ」と応戦し、両者がにらみ合うと会場から大きな声援が送られた。

 武尊の勝利に、かつてともにK-1で戦ってきたファイターたちもSNSで反応。平本蓮は武尊の勝利直後に「よっしゃー!」と投稿。ファンからの「武尊格下にあれではロッタンとはきびしくないですか?」という声にも「あれはダウンしてからエンジンかかる武尊タイムです。K-1時代にも披露済みです」と冷静に答えた。

 また、平本と同じくRIZINで活躍する久保優太も「逆転KO凄い!武尊選手の試合はやっぱり面白い!」と興奮気味に投稿した。

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