ヤマハ、クアルタラロが好調な滑り出しでダイレクトでQ2進出「トップ6を狙える」/第15戦インドネシアGP

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2024年09月28日 06:10  AUTOSPORT web

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ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第15戦インドネシアGP 初日
 9月27日、2024年MotoGP第15戦インドネシアGPの初日セッションがプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、午後のプラクティスでモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは6番手とダイレクトでの予選Q2進出を決め、アレックス・リンスは13番手でセッションを終えた。

 前戦エミリア・ロマーニャGPの初日に発熱で欠場したリンスは、無事に回復しふたり揃ってインドネシアGPに挑んでいる。

 フリー走行1回目は、気温30度、路面温度55度のドライコンディション。まだ午前にも関わらず、ライダーに厳しいコンディションでインドネシアGPは開幕した。

 全ライダーがタイムを出したセッション開始から約12分の時点で、クアルタラロは6番手タイムを記録。リンスは病み上がりということもあるのか、トップから約5秒遅いタイムで周回を重ねた。クアルタラロは最初のランを終える直前に1分31秒857の2番手タイムをマークした。

 後半の2回目のランでは、リンスが1回目よりペースを上げ、1分32秒〜33秒台のタイムを出しながら、さらに周回を重ねる。クアルタラロはセッティングに時間をかけたのか、残り16分ほどでコースイン。コース上のマシンが少ない環境で周回を重ね、最終ランに向かう他のライダーと入れ替わるようにガレージに戻った。リンスは、走行を継続し、セッション最終盤に1分32秒006の16番手タイムを刻んだ。

 続く午後のプラクティス、リンスは前後ソフトタイヤで最初のランに挑み、1分31秒624で10番手タイムを記録。一方、クアルタラロはソフト/ミディアムでコースインし、ロングランのデータを集めていく。

 リンスはセッション中盤にフロントにハードタイヤを履く場面もあったが数周で切り上げ、その後も前後ソフトで走行を続けた。クアルタラロは残り30分を過ぎたところでタイムを出しに行き、6番手まで浮上。

 セッション終盤もふたりはタイムを更新していき、クアルタラロは最後のランで1分29秒844と1分30秒を切るタイムで6番手タイムをマーク、ダイレクトで予選Q2進出を決めた。リンスも1分30秒189まで更新しするも、10番手に0.189秒届かず13番手となり、惜しくもダイレクト予選Q2進出は逃した。

 初日は全体的にタイトなタイム差となったインドネシアGP。その中で好調なクアルタラロと復帰したリンスは、ポイント獲得に向け、スプリントと決勝レースでどのような走りを見せるのか期待したい。

■ファビオ・クアルタラロ(FP1:15番手、プラクティス:6番手)
「すごくハッピーだよ! 僕たちはいいステップで進めているし、昨年よりも0.5秒以上速くなっている。これは本当にポジティブなことだよ。ペースに関しても、ソフトのフィーリングがとても良かった」

「明日は路面コンディションがもっと良くなって、もっと速く走れることを願っている。ここでのマシンのフィーリングはとてもいいと思う。このコースは、どこでも他車とのタイムが非常に近い。でも、明日と日曜日はトップ6かトップ7を狙えると思うよ」

■アレックス・リンス(FP1:16番手、プラクティス:13番手)
「この暑さのなかでも、またバイクに乗れるなんて素晴らしい気分だ! サーキットにいるのに走らないのはとてもつらいことだよ。確かに、今日のコンディションは助けにならなかった。とても熱く、体力的にかなりきつかった」

「気管支炎から復帰したことで、呼吸が苦しくなるラップもあったけど、いい方法で身体を管理できるし、プラクティスの最後までQ2進出を目指したよ。改善できるコーナーもいくつかあるので、確実に作業を続けて学んでいきたい」

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