ワークマン(群馬県伊勢崎市)は、登山やアウトドア初心者に向けたトレッキングウエアの新シリーズ「トレッキングスペシャル」を全国の店舗で発売した。本格仕様ながら低価格を特徴としており、ジャケット、パンツ、インナー、シューズをそろえても1万5000円以下としている。
●低価格で「本格仕様」のトレッキングウエア
同社ではこれまでも山登りにも耐えられる機能をそなえながら普段使いもできる商品を多数手掛けてきたが、「登山経験者である顧客を中心に認知されている『知る人ぞ知る』製品だった」(同社)という。
普段着でも使用できるメリットがある一方、「もっと本格的なトレッキング製品も発売してほしい」といった声もあり、今回はトレッキングを日ごろ楽しんでいる人からエントリーユーザーまで使用できる「本格仕様」のトレッキングウエアを検討。ワークマン全製品開発者が一丸となり、全身コーデもできる機能とデザインを考案した。
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低価格にもこだわり「他社だと1着しか購入できない価格で全てそろえられるのはワークマンだけ」としている。
●新シリーズの特徴
新シリーズのラインアップは、ジャケット、パンツ、インナー、シューズの4種類。
ジャケット「PREMIUM 超撥水ソフトシェルトレックフーディ」は、耐摩耗試験100万回、撥水試験100回をクリアしている。カラーはオーロラブルー、ハニーゴールド、コールブラックの3色で、サイズはM〜3L。コールブラックはSサイズも選べるようにした。価格は各2900円。
通常のシェルジャケット(防水・防風・防雪性などの機能を重視したアウターのこと)と違い、「リュックを背負っても出し入れできるように、ポケットの配置を見直している。通常のウェアだとデザインが奇抜なので使いにくいかもしれないが、トレッキング時は効果を発揮する」(同社)という。
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「PREMIUM 超撥水ソフトシェルトレックパンツ」は、シューズフックも付いた、本格仕様のトレッキングパンツ。カラーはオークブラン、コールブラックの2色展開で、サイズはS〜3L。コールブラックのみ4Lもラインアップしている。価格は各2900円。
●キャンプ用品との相乗効果は?
インナーの「オルトテックサーマルフルジップフーディ」には、通気性と保温性に優れたジグザグ形状のフリース生地を採用。カラーはブラック、オレンジ、カーキ、ベージュ、オートミールの5色。サイズはM〜3Lで、オレンジはLのみ、ベージュとオートミールは3Lを除くラインアップとなる。価格は各1500円。
「トレックシューズアジム」は、高度なライニング生地を使用したタフなトレッキングシューズ。「#ワークマン女子」店舗で人気の商品に新カラーのブラックを追加し、全店舗に展開した形となる。カラーはミストグレー、ブラックの2色。サイズは24.5〜28センチ(27.5センチを除く)。価格は各4500円。
ワークマンはキャンプ用品も扱っているが、今回のトレッキングウエアの販売によって“相乗効果”などを狙っているのだろうか。この質問に対し、同社は「近い市場かと思うが、現状は考えていない。キャンプウェアで培った技術をトレッキング用品へ転用できればと考えている」とコメントした。
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