TAKEYA『ThermoFlask 1.90L』――個人使用としては限界の、ビッグサイズな水筒を選んだ理由

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2024年09月28日 08:30  マイナビニュース

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僕の水筒についての話をしよう。

愛用しているのは、TAKEYAの『ThermoFlask 1.90L』。

かなり大きな保冷専用水筒である。


○■車中泊の旅と剣道の稽古用に使いたかった大容量水筒



水筒のサイズというのは様々で、最近はバッグやポケットに収めやすい100ml台のプチサイズが女性を中心に人気だが、もっともスタンダードなのは350ml〜500ml。

少し大きい750ml〜1L台は、スポーツやアウトドア活動、長時間の外出向きとされ、おおむね1.5L以上からは、やや特殊な“大容量”型に分類されるようだ。



3L、4Lなんて巨大なものもあるが、そういうのは大勢で使うことを前提にしていて、少年サッカーチームのコーチとか、子沢山の大家族パパとかが持つもの。

大概、中には麦茶が入っている。



1.9Lの我が水筒、個人使用としてはほぼ最大と言えるサイズなのではないかと思う。

実際に使ってみればわかるが、1.9L水筒はかなり迫力があり、液体を満たして手に持つと、非常にずっしりとした重みを感じる。

水筒の定義はよくわからないが、携帯して持ち歩くものだとするならば、個人で扱う限界はこのくらいのサイズではないかと思うのだ。


僕がなぜこんなに大きな水筒を求めたのかというと、趣味の車中泊の旅、そして剣道の稽古のときに使いたかったからだ。

車中泊の旅では、コンビニも自動販売機も見当たらない辺境の道を何時間も走らなければならない日や、水を汲みにいくのも買いにいくのも億劫な、激しい雨に降り籠められる夜もある。

行き当たりばったりで旅していると、いつそうなるかは予測できないので、常になるべく大きな水筒で飲み水を確保しておきたい。

地方に行くと、道の駅などで天然の湧水を無料で汲み放題の蛇口がある。

可能なときにそういうところで水を確保しながら進むと、常に美味しい水がいただけて安心というわけだ。



剣道の稽古はとてもハードな運動で、特に汗を大量にかく夏場は水分補給しながらやらなければ体に障る。

インターバルごとに飲んでも、1L程度の水分はあっという間に飲み干してしまい、この1.9Lサイズがちょうどいい。



稽古のとき水筒に入れているのは、甘み抑えめなノンシュガータイプのスポーツドリンク。

ステンレスなど金属製の水筒の中には、サビの原因になるため塩分の強いスポーツドリンクを入れるのはNGとしている商品もあるが、このTAKEYA『ThermoFlask 1.90L』はスポーツドリンクOKなのがいいところだ。

○■存在感があるサイズの水筒だからこそ、見た目第一で選ぶのが正解



でかい水筒といっても世の中には数多くの商品があり、機能的にも値段的にもそこまで差はないので、どれを選んでも良かった。

そんな中で僕がTAKEYA『ThermoFlask 1.90L』を選んだのは、何と言ってもそのデザインが気に入ったからだ。

艶消しブラックの本体に、シンプルなフォントのブランドロゴとマークが小さくあしらわれている。

1.9L水筒は相当の存在感を放つ物体だから、あまりゴテゴテしたデザインでは悪目立ちしそう。なので、このシンプルさがとても魅力だった。

全体的なシルエットも、小さな灯台やミルク缶のようで愛らしい。


ビッグサイズの水筒は、バッグに入れるよりも手にぶら下げていくことが多く、実はデザイン性がとても重要なのだ。

カッコよくオシャレなTAKEYAの『ThermoFlask 1.90L』は、持ち歩いているだけでなんとなく気分がいい。

洗練されたデザインなので、僕のようなアウトドアやスポーツ時のギアとしての使用はもちろん、オフィスや学校にも違和感なく持ち込めそうだ。


1.9Lサイズはブラック一色だったが、同シリーズの0.7Lや1.17Lのサイズは、ホワイトやライトブルー、アイボリーなどのカラーバリエーションがあるので、それを選ぶ楽しみもありそうだ。



人が持っている水筒なんて誰も気にしちゃいないかもしれないけど、こうした謎のこだわり、あるいは自己満足感って、人生を楽しむ上で実は結構大事なものなんじゃないかと思っている。


○■バーベキューに、キャンプに、山歩きに、防災に。使用用途は幅広い



僕はまだそうした使い方はしていないが、恐らく1.9Lもの容量を持つこの水筒は、個人使用と同時に、家族や仲間など複数の人でシェアすることを想定した大きさなのだと思う。

確かにキャンプやバーベキューの時などに使うことを考えると、3〜4人分の飲み物を賄うのに十分なサイズだ。



また広口設計なので氷が入れやすく、アイスストッカーとしての役割も担ってくれそうだ。

バーベキューや釣りの時、氷をたっぷり入れて持っていけば便利だろう。

メーカーの想定とは違うから自己責任だが、氷と一緒に切った果物や野菜を入れておくのもいいアイデアかもしれない。


山歩きにもいいのかな? と思ったが、水で満タンにすると2682g(空っぽの時は861g。いずれも私物の実測値)もの重量があるので、僕はご免被りたい。



いや、待てよ……。

これだけの重量物を抱えて歩けば、当然それなりの体力を消耗するわけで、トレーニングがてら敢えて持っていくのもアリなのでは?

まあ僕はやりませんけど、そのへんは自由な判断で。



そして最後にもう一つ。

こうした大容量の水筒を持っていることの意義は、防災グッズとしても活用できるという点だ。

大地震などで生活インフラが途絶してしまった時、まず確保しておきたいものは水。

僕は日頃からそうしたことを想定し、自宅の給水機用の水を多めにストックしたり、使った風呂の水は抜かずにおくようにしたりしている。

それに加え、水を蓄えられる24Lのウォータータンクなども準備しているが、非常時に水を確保しつつ移動することなどを想定すると、この1.9L水筒も役立ちそうだ。



車中泊に、スポーツに、バーベキューに、キャンプに、山歩きに、防災に……。

“大は小を兼ねる”大容量でおしゃれな水筒は、本当におススメですよ。



佐藤誠二朗 さとうせいじろう 編集者/ライター、コラムニスト。1969年東京生まれ。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わり、2000〜2009年は「smart」編集長。カルチャー、ファッションを中心にしながら、アウトドア、デュアルライフ、時事、エンタメ、旅行、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動中。著書『ストリート・トラッド〜メンズファッションは温故知新』(集英社 2018)、『日本懐かしスニーカー大全』(辰巳出版 2020)、『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック』(集英社 2021)。ほか編著書多数。新刊『山の家のスローバラード 東京⇆山中湖 行ったり来たりのデュアルライフ』発売。
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