「元に戻りたい」羽賀研二を裏切った“16歳年下の元妻”、偽装離婚と昼ドラ並みのドロドロ愛憎劇

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2024年09月28日 18:10  週刊女性PRIME

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3度目の逮捕となった羽賀研二容疑者

 かつて、羽賀研二は裁判でこう語っていた。

「私は、あんなことを言われても、まだ彼女のことを、子どものことを愛しているんです。元に戻りたい。一緒に生活をしていた彼女たちのために、これから生きていこうと思っていたのです。その気持ちに変わりはありません」

再び手錠をかけられた「稀代のワル」

 以前の交際相手の父親だった梅宮辰夫さんに「稀代のワル」と称された男は、再び手錠をかけられて――。

 愛知県警は9月25日、羽賀研二(本名・當眞美喜男)容疑者(62)ら7人を、強制執行妨害目的財産損壊等容疑などで逮捕した。

「2023年6月、羽賀容疑者が沖縄県内に所有する複数の不動産所有権を、羽賀が社長を務める会社法人に権利を移転したように見せかけて、差し押さえから免れようとした疑い。愛知県警は、羽賀のほか、6代目山口組弘道会の幹部・松山猛容疑者(69)、司法書士の野崎史生容疑者(57)、羽賀容疑者の元妻である當眞麻由容疑者(47)らも共謀してウソの登記を手伝ったとして逮捕しました」(全国紙社会部記者)

 今回の逮捕は、羽賀容疑者による17年前の詐欺事件が根底にある。これまでの経緯を、芸能ライターが振り返る。

「羽賀は2001年、知人のA氏に経営破たんした企業の未公開株を、元値40万円の3倍である120万円で売り、約4億円をだまし取った。経営破たん済みだと知ったA氏は返金を求めますが、羽賀は元ボクシング世界チャンピオンだった渡辺二郎氏を差し向けて、脅迫しながら値引きを迫った。これにより2007年、羽賀と渡辺氏は、詐欺と恐喝未遂の容疑で逮捕。2013年に懲役6年の実刑判決を言い渡されました」

 多額の損失を被ったA氏は、金を取り戻そうと大阪地裁に民事裁判を起こす。

「大阪地裁は2016年、A氏の訴えを認め、羽賀に3億9000万円の支払いを命じます。しかし、羽賀は、判決の2か月後に妻であった麻由と離婚したうえで、沖縄県内に所有する複数の不動産の所有権を麻由に移転しました。財産の差し押さえをする強制執行から免れるためです」(前出・芸能ライター)

 この脱法行為によって2019年、羽賀容疑者と元妻であった麻由容疑者は、資産を隠す強制執行妨害の疑いで沖縄県警に逮捕される。

「今回の3度目の逮捕でわかったのは、羽賀が松山容疑者に関係する会社から多額の借金をしていたこと。麻由が所有する不動産を買い戻す際、資金集めに頼ったようです。松山容疑者は、融資した金4億3000万円の返済が滞った場合、羽賀が買い戻した不動産を得て、自身が運用して利益を得ることを考えていたのでは。不動産の家賃収入としては月300万円ほどあったようですから」(前出・社会部記者)

20年以上前からすべては始まっていた

 今回も財産隠しで逮捕されており、20年以上前からすべては始まっているのだ。

 ここで気になるのは、元妻・麻由容疑者との関係だ。羽賀は2022年12月、『週刊女性』のインタビューでこう語っていた。

《元嫁とは直接話すことはできません。弁護士を介して連絡を取らないといけないのです》

 だが、今回は共謀した疑いで麻由容疑者も逮捕された。実際はどうなのか。テレビ局の報道記者が話を引き継ぐ。

「2019年の刑事裁判では、麻由がほかの男と交際をしているなど、ドロドロな夫婦の愛憎が語られ、まるで“昼ドラ”のようでした」

 裁判では何が語られたのか。

「ふたりは1995年に公開された哀川翔さんと羽賀のW主演映画『チンピラ・ドリーム チャラで死ねるか!』の撮影現場で知り合い、交際をスタート。その後、半年ほどで同棲する関係に。元恋人の梅宮アンナさんとは1999年に破局していますから、このとき二股をかけていたことになる。そして11年間、内縁関係を続けた末、2006年に結婚。こうした夫婦の歩みを確認する中で、不動産を取得した経緯などが説明されました。問題は、2007年に羽賀が詐欺と恐喝未遂で逮捕されてから。麻由は、多額の負債があることからお金が足りず、子どもを抱えながら介護や飲食店で働いていた」

 麻由容疑者は、こうした状況の中で、羽賀容疑者が実刑判決を受ける前から離婚を決意していたという。

「それでも麻由は、羽賀が“また家族でやっていける”と思っていたため、表向きは仲よく振る舞っていたそう。しかし、2人の娘のことを考えて、形だけの離婚を切り出すのです。不動産を譲渡してもらい、その収益を子育ての費用に充てることを提案。羽賀は渋ったようですが、実刑判決が確定して、離婚を決めた。このとき、麻由には“再び夫婦に戻る”意思はなかったそう。あくまで、羽賀を利用することを考えていたといいます」

検察からの指摘

 検察からは、こんな指摘がされる場面も。

「離婚して、羽賀が収監されてからも頻繁に面会し、“結婚記念日だね”と書いた手紙のやり取りをしていることが指摘されました。この質問に、麻由は深いため息をついて“あえて書いていた、彼が出所してから夫婦の関係性には戻らないことをキチンと説明するつもりでいた”などと語りました」

 2019年、2人は逮捕されるが、このとき麻由容疑者は新たな恋をスタートさせていた。

「離婚後に出会った男性と、結婚を前提とした交際をしていたのです。逮捕されて、20日間の拘留後に自宅に戻ったところ、花束を持った男性が尋ねてきてプロポーズをされたことが明かされたのです。そのうえで麻由は、偽装離婚疑惑について“結婚前提の交際男性がいるんだから、羽賀の偽装離婚に付き合う必要はない”とか“羽賀を利用しただけ。子どものために不動産の収入でハワイに移住するつもりだった”などと語ったのです。こうした元妻の裏切り発言に、羽賀はそうとうショックを受けたようで、涙を流す場面もありましたが、最後まで“今も変わらず愛している、それが本音です”と何度も語っていました。あれが演技なら、なかなかの役者です」

 しかし、裁判で羽賀容疑者に懲役1年2か月の実刑判決が、麻由容疑者には懲役1年2か月、執行猶予3年の判決がくだされた。

「つまり、財産の差し押さえから逃れるため“偽装離婚をした”のだと、裁判所が認定したのです。今回の逮捕では、2人がどのような形で交流をしていたのかが気になるところ。羽賀は“愛”のため、麻由の所有する不動産を買ったのか……」

 警察の捜査によって、事件が解明されるとともに、元夫婦の関係性も明らかになる。

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