バルセロナがリーグ戦初黒星…オサスナの速攻に手を焼き4失点、開幕8連勝ならず

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2024年09月29日 06:26  サッカーキング

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8連勝を狙ったバルセロナはオサスナ相手に黒星 [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第8節が28日に行われ、オサスナとバルセロナが対戦した。

 今夏に就任したハンジ・フリック新監督の下、ラ・リーガ開幕から7連勝中と波に乗るバルセロナ。前節は絶対的守護神のマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンや新加入のダニ・オルモらを負傷で欠くなか、ロベルト・レヴァンドフスキが決勝点を挙げてヘタフェとの接戦を制した。2013−14シーズン以来の8連勝を目指す今節の対戦相手はオサスナ。ここまで3勝2分2敗で7位につけるなど、まずまずのシーズン序盤戦を過ごしている。バルセロナは前節からスタメンを5枚変更。フェラン・トーレスやペドリらが先発に名を連ねた。

 試合はバルセロナがボールを保持しつつ、ミドルブロックで構えるオサスナがカウンターで相手DFラインの背後を狙う展開に。15分、ピッチ中央付近でこぼれ球を拾ったヘスス・アレソがボックス内まで持ち運び、そのまま右足を振り抜くもシュートは枠の左へ。18分には左サイドのスペースに抜け出したブライアン・サラゴサが鋭いクロスを送ると、飛び込んだアンテ・ブディミルが頭で押し込み、オサスナが先制に成功した。

 バルセロナはF・トーレスが何度か相手DFラインの背後へ走り込むも、なかなか良い形を作ることができない。すると28分、ピッチ中央でボールを収めたパブロ・イバニェスがハイラインの裏を突く絶妙なスルーパスを送ると、左から駆け上がったサラゴサがGKイニャキ・ペーニャをかわして冷静にフィニッシュ。オサスナがリードを2点に広げた。2点ビハインドのバルセロナは38分、パブロ・トーレがボックス内右へ長いパスを送り、走り込んだジュール・クンデが折り返したが、レヴァンドフスキには合わず。前半は2−0で終了する。

後半の立ち上がりはバルセロナが攻勢を強める。53分、最終ラインから丁寧にボールを繋ぎ、F・トーレスのスルーパスを受けたクンデがボックス内右へ侵入。ゴール前へのラストパスからレヴァンドフスキがシュートを放ったが、GKセルヒオ・エレーラの好セーブに阻まれた。その直後にはGKエレーラのスローミスを拾ったパウ・ビクトルが遠いところからシュートを放つ。ゴールを空けていたGKエレーラが懸命に戻るも弾き切れず、後半開始早々に1点差に詰め寄った。

 得点直後、フリック監督はラミン・ヤマルとハフィーニャを投入。66分、ハフィーニャの鋭い縦パスを受けたF・トーレスが独力でボックス内まで持ち込みシュートを放つも、GKエレーラが好セーブ。すると71分、ハイラインの裏を突いて右サイド深くへ抜け出したアレソが中央へ折り返すと、走り込んだブディミルがパウ・クバルシと接触し、オサスナにPKが与えられる。これをブディミルが冷静に沈め、オサスナが貴重な追加点を奪った。

 バルセロナはその後なかなかチャンスを作ることができず、オサスナの鋭いカウンター攻撃に手を焼く。85分にはアベル・ブレトーネスに強烈なミドルシュートを決められ3点差となると、90分にヤマルの圧巻の一撃で1点を返すも反撃はここまで。試合は4−2で終了し、バルセロナがリーグ戦初黒星を喫している。次節、オサスナは10月5日にヘタフェ、バルセロナは翌6日にアラベスといずれもアウェイで対戦する。

【スコア】 
オサスナ 4−2 バルセロナ

【得点者】
1−0 18分 アンテ・ブディミル(オサスナ)
2−0 28分 ブライアン・サラゴサ(オサスナ)
2−1 53分 パウ・ビクトル(バルセロナ)
3−1 72分 アンテ・ブディミル(PK/オサスナ)
4−1 85分 アベル・ブレトーネス(オサスナ)
4−2 90分 ラミン・ヤマル(バルセロナ)

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