<フィギュアスケート:関東選手権>◇最終日◇29日◇栃木・日光霧降アイスアリーナ◇ノービスA男子
23年全日本ノービス選手権B2位の木村碧一(あおい、12=埼玉アイスアリーナFC)が優勝し、今季も同選手権(10月18〜20日、兵庫・尼崎スポーツの森)進出を決めた。74・19点をマークし、ノービスA(6月30日時点で満11〜12歳)1年目で頂点に立った。
ミスを引きずらなかった。冒頭の3回転トーループで転倒。それでも中盤に3回転−2回転の連続トーループを決めて立て直した。中盤のスピンがノーカウントになるなど、課題を残しながらも「キングダムの世界を引き出したいと思って練習してきました。スピンが終わった後に手を回して、右脚を伸ばしているところが、剣を突き刺すような感じ。そこを見てほしいです」と表現面にもこだわりながらまとめた。
夏は長野・野辺山で行われた全国有望新人発掘合宿に参加。同年代の有望株とともに、イタリア代表で14年ソチ五輪(オリンピック)女子銅メダルのカロリナ・コストナーさん(37)から助言を受けた。上半身を大きく使う意識がついたといい「コストナーさんの指導が分かりやすかったです」と練習から続けてきた。
次は大舞台が控える。全日本ノービス選手権に向けて「80点ちょっと上ぐらいまでいって、表彰台に食い込みたいです」と誓いを立てた。【松本航】
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◆ノービスA男子
〈1〉木村碧一(埼玉アイスアリーナFC)74・19点
〈2〉高旭(アクアリンクちばSC)70・46点
〈3〉武田龍哉(アクアリンクちばSC)67・98点
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