岡本裕生、今季4勝目「自分のペースでコントールできた」/2024全日本ロード第7戦岡山 JSB1000決勝

0

2024年09月29日 17:00  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)/2024全日本ロード第7戦岡山 JSB1000
 9月29日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦 スーパーバイクレース in 岡山のJSB1000クラス決勝が岡山県の岡山国際サーキットで行われ、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が優勝を飾った。2位は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)、3位は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)となっている。

 全日本ロードレース第7戦岡山のJSB1000クラスは岡本裕生が優勝した。

 曇天の下で始まった24周の決勝レース。ホールショットを奪ってレースをリードしたのは岡本。レース序盤からハイペースで周回。野左根航汰(Astemo HondaDream SI Racing)と水野は2位争いを開始する。

 ディフェンディングチャンピオンの中須賀は金曜日の走行での転倒、負傷でペースが上がらないものの、単独4番手で周回を始める。

 4周目。水野が野左根の前に出た。しかし岡本はすでに1秒以上のアドバンテージを築いている。3番手に後退した野左根に中須賀が迫る。
 
 8周目に転倒車の影響で赤旗中断となる。

 14時30分、6周終了時点での順位でグリッドについて15周の周回数でリスタート。再び岡本が先頭で周回を開始する。背後には野左根、水野、中須賀と続く。

 赤旗前と同様、岡本はトップ独走体制に移行。2番手争いの水野と野左根は4周目に水野が前に出る。しかし岡本はすでに大きなアドバンテージを築いている。水野は単独2番手走行を開始。3番手に後退した野左根との差を中須賀が詰める。そして中須賀は8周目に野左根を捕らえて表彰台圏内に浮上。

 岡本は最後まで力強い走りを披露して今季4勝目を獲得する。2位に水野、3位には中須賀が続いた。

■岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)JSB1000クラス決勝:優勝

「最終戦の鈴鹿は、あまり得意ではないので走ってみないとわかりませんが、走行は木曜日からありますし、きちんと時間を使って、決勝に向けたペースだったり、自分の強みを作っていきたいです」

■水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)JSB1000クラス決勝:2位
「惨敗でした。事前テストから岡本選手が調子いいことはわかっていました。だから逃げられないように気をつけていたのですが、第1レースでも第2レースでも前に出られてしまいました」

「ただ、事前テストから自分たちのできることをやってきて、今のバイクのパフォーマンスを出すことはできました。今日はそれ以上に岡本選手が速かったということだと思います。チャンピオンの可能性はまだありますし、ヤマハと比べると僕たちは鈴鹿8耐を走っているからデータもあります。僕自身も8耐でずいぶんとバイクの理解を深めているので、今シーズンをいい形で終えられるように頑張ります」

■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)JSB1000クラス決勝:3位
「『レースって難しい』と感じさせるレースウイークになりました。自分の焦りが金曜日の転倒を招いたと思っています。負けてうれしくはないけれど、今日はベスト尽くすことができました。最終戦のことを考えると、ここで表彰台に上がれたことはよかったです」

「最終戦も岡本選手と水野選手との争いになると思っていますが、水野選手とドゥカティのパッケージは脅威だし、岡本選手も成長しています。切磋琢磨しながら、赤いバイクをやっつけられるように頑張ります」

    ニュース設定