【フィギュア】西野太翔V2も悔しげ…中田璃士&高橋星名の飛躍に「負けたくない」/関東選手権

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2024年09月29日 19:06  日刊スポーツ

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関東選手権ジュニア男子フリーの演技を終え、悔しそうなしぐさを見せる西野太翔(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:関東選手権>◇最終日◇29日◇栃木・日光霧降アイスアリーナ◇ジュニア男子フリー



ショートプログラム(SP)首位の西野太翔(たいが、14=神奈川FSC)が2連覇(ノービスを含めて4連覇)を飾った。フリーもトップの125・55点を記録し、合計201・18点。演技後は悔しそうな表情を浮かべて「練習でしてきたことが、そこまで出せなくて、悔しいという気持ち。切り替えて練習を頑張ろうと思います」と振り返った。


果敢に挑戦した。冒頭は4回転サルコーを組み込み、2回転となったが立て直した。演技前半と後半で計2本のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、スピン3つは最高のレベル4でそろえた。大崩れすることなく「ミスがあっても最後まで諦めず、演技をやり終えることができたのが良かった。4回転サルコーは自分の体になじみ込むまで練習して、簡単に跳べるように頑張ります」と誓った。


同世代から刺激を受ける。今季もジュニアグランプリ(GP)シリーズを転戦。見渡せば同学年の高橋星名(14=木下アカデミー)がジュニアGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)へ進み、昨季はその大舞台を1学年上の中田璃士(16=TOKIOインカラミ)が制している。


「中田璃士選手はすごくジャンプ、表現がうまい。高橋星名選手は表現の仕方をお手本にしています。負けたくない気持ちがあります」


今季の目標は全日本ジュニア選手権(11月15〜17日、広島・ひろしんビッグウェーブ)優勝に設定。その先の世界ジュニア選手権(25年2月24日〜3月2日、ハンガリー・デブレツェン)にも視線を向けて「いい成績を残したい」と誓う。


「フリーがまだまだ安定してノーミスできていない。それを次の大会までに絶対にできるようにして、次はもっと、いい演技ができるように頑張りたいです」


4回転の精度を高め、貪欲に高みを目指す。【松本航】


◆ジュニア男子総合成績


〈1〉西野太翔(神奈川FSC)201・18点


〈2〉磯和大智(埼玉アイスアリーナFC)159・49点


〈3〉萩原颯希(KOSE新横浜プリンスFSC)158・60点

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