【テニス】錦織圭「トップ10にかなわないと思っていない」準々決勝惜敗も大きな手応え

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2024年09月29日 21:59  日刊スポーツ

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会見に出席する錦織(撮影・勝部晃多)

<テニス:木下グループ・ジャパン・オープン>◇第5日◇29日◇東京・有明テニスの森公園◇男子シングルス



元世界ランキング4位で現200位の錦織圭(34=ユニクロ)が、ジャパン・オープン6年ぶりの4強入りを逃した。


準々決勝で同14位のホルガー・ルネ(21=デンマーク)と対戦。初めて相まみえる若手トップ選手を追い詰めたが、6−3、2−6、5−7の逆転負けで姿を消した。


第1セットは3ゲーム連取する最高の立ち上がりを見せるなど、相手に付け入る隙を与えなかったが、第2S以降は要所で決められる苦しい展開が続いた。勝利まであと1歩としたことについて「十分いいテニスができた」と一定の評価を与えながらも、体力面を課題に挙げ「細かいところはやっぱりまだまだ足りていないと感じた。その部分をしっかり修正したい」と話した。


それでも、トップ10との距離が縮まりつつある手応えがある。6年ぶりに出場した今大会。1回戦では元3位のマリン・チリッチ(クロアチア)をフルセットで破り、2回戦では29位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)にストレート勝ち。準々決勝では過去にトップ10の経験を持つ選手と死闘を演じた。「(トップ10に)だいぶ近づいた。この3試合通してかなりいいプレーはあったし、昨日の試合ができすぎていた中で、今日はちょっと落ちるのも覚悟してたが、十分良かった。正直、トップ10に到底かなわないっていうのは心の中ではあんまり思ってない」と、大会前の自身の発言を翻し、納得の表情を浮かべた。


度重なるケガを乗り越え、プレーを続ける34歳。モチベーションは「テニスが好き。試合しててやっぱり楽しい」から。今後は、10月に行われる上海マスターズに出場予定。「この1週間はレベルを上げることができた」と次を見据えた。

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