【意外と知らないマナー】「喪中はがき」が届いたときの最も丁寧な対応とは?

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2024年09月30日 13:41  マイナビニュース

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フタバは9月27日、喪中はがきのマナーに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年8月23日〜8月26日、年賀状のやり取りをしている20〜70代の男女200名を対象にインターネットで行われた。

○喪中はがきを出す範囲を正しく理解している人は68%


「喪中はがきを出す範囲について、一般的なマナーとして正しいと思うものを選択してください」と質問したところ、アンケート結果では、68%と多くの人が「1親等・2親等」が喪中はがきを出す範囲として正しく回答している。「1親等・2親等」には父母や配偶者、子、兄弟姉妹などが含まれ、一般的なマナーとしても喪中はがきを出す正しい範囲。一方で、約30%は喪中はがきを出すべき範囲についての理解が十分ではないことがわかる。

○喪中はがきをどの範囲まで出す?


続いて、「あなたなら喪中はがきをどの範囲まで出しますか?」と質問し、実際にはどの範囲まで出しているのか聞いた。アンケート結果から、喪中はがきを出す範囲としては「1親等・2親等」を選んだ人が61.0%と最も多く、一般的なマナーに沿った対応をしている人が多いことがわかる。一方で、「1親等のみ」を選んだ人が19%、「1親等・2親等・3親等」を選んだ人が20%と、同程度の割合で存在している。家族や親戚との関係性に合わせて、喪中はがきを出している人もいるようだ。

○喪中はがきが届いた場合の対応を正しく理解している人は97.5%


次に、「喪中はがきが届いた場合の対応について、一般的なマナーとして正しいと思うものを選択してください」と質問した。



喪中はがきが届いた場合、寒中見舞いを出すと丁寧だが、何もしなくても問題はない。アンケート結果では、「何もしない」が54%、「寒中見舞いを出す」が43.5%と、一般的なマナーを守っている人がほとんどだった。喪中はがきが届いた際の世間的なルールとして、年賀状を控えるべきという認識が広く浸透しているようだ。また、「年賀状を出す」と答えたのはわずか2.5%と少ないが、マナー上NGではない。(喪中はがきは相手からの年賀状を断るものではないため)

○喪中はがきが届いた際に何もしない人が多数


前の質問で、喪中はがきが届いた場合の対応について正しく認識している人がほとんどだったが、実際にはどのように対応しているのか。



続いて、「あなたなら喪中はがきが届いたらどう対応しますか?」と質問したところ、「何もしない」が138名と全体の約7割にのぼった。丁寧な対応としては「寒中見舞いを出す」ことが広く認識されているが、実際には「何もしない」という選択が主流のようだ。また、その他の回答として「かなり近しい人にのみ寒中見舞いを出す」「はがき以外の方法で連絡をする」「お線香を送る」「相手を気遣うメッセージを伝える」という対応もあった。


○喪中の人に年賀状を出す行為について正しく理解している人は27.5%


厳密に言うと、喪中の人に年賀状を出す行為はマナー違反にはあたらない。これについて、「知っていた」と答えたのは55名と全体の27.5%にとどまり、72.5%は「知らなかった」と回答した。これは、喪中はがきが「年賀状を送らないでください」という意味で出されるという誤解が広まっていることによる影響だと考えられる。実際に、喪中はがきは送り手が新年の挨拶を控えることを知らせるためのものであり、年賀状の受け取りを拒否するものではない。しかし、時代の流れとともに「喪中の人に年賀状を出すのは不謹慎」と考える人が増え、その結果、年賀状を遠慮する風潮が一般化した。現在では、喪中の人に年賀状を出す行為はマナー違反ではないが、遠慮するものという位置付けとなっている。

○相手から喪中はがきが届いたとき、自分も喪中である場合はどうするべき?


「相手から喪中はがきが届いたとき、自分も喪中である場合は相手に喪中はがきを出す必要があるかについて、一般的なマナーとして正しいと思うものを選択してください」と質問したところ、68%が「出す」と回答し、32%が「出さない」と答えた。この結果から、多くの人が、相手から喪中はがきが届いた際に自分も喪中である場合、相手に喪中はがきを出すべきだと考えていることがわかる。

○自分も相手も喪中の場合は、喪中はがきを出すのが丁寧


続いて、「自分も相手も喪中の場合、あなたならその相手に喪中はがきを出しますか?」と質問したところ、「出す」と回答した人が64.5%と多い結果となった。正解としては「出す」と丁寧な対応とされているが、「出さない」こともマナー違反には該当しない。

○喪中に年賀状が届いたときのベストな対応は「寒中見舞いを出す」


次に、「喪中に年賀状が届いた場合の対応について、一般的なマナーとして正しいと思うものを選択してください」と質問した。結果、最も多く選ばれたのは、100名が選んだ「寒中見舞いを出す」だった。喪中に年賀状が届いた場合、寒中見舞いを送ることが一般的なマナーとして広く認識されていることがわかる。



次点で「何もしない」と答えた人も68名と多く、対応を省略する傾向も見られた。しかし、喪中はがきは自身の年賀状の欠礼であり、相手からの挨拶を断るものではないため、「何もしない」は最も避けたい対応と言える。

○喪中に年賀状が届いたときに最も多い対応は「何もしない」


「喪中はがきを出したにも関わらず年賀状が届いた場合、あなたならどう対応しますか?」という質問では、「何もしない」と答えた人が122名と過半数を占める結果となった。「先述の通り、正しいマナーとしては『寒中見舞いを出す』が最も丁寧であり、『何もしない』は避けたい」と同社。(Yumi's life)

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