フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズの開幕会見が30日、都内で行われた。
選手が登壇前に紹介されたのは、5月に競技から引退した宇野昌磨さん(26)。フジテレビ系フィギュアスケートスペシャルアンバサダーに就任し、この日は松岡修造さん(56)とともに初司会に挑戦した。
26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンとなる大事な1年になる。どんな事が大事かを問われると、「失敗」と書いたボードを掲げた。その意図は…。
「ポジティブな言葉ではないですが、プレシーズンで挑戦のシーズン(になる)。挑戦には失敗がつきもの。自分は失敗から学ぶこと多かった。マイナスなこと考えずに、全力で失敗して成長して下さい」。
そのアドバイスに大きくうなずいたのは、世界選手権3連覇中の坂本花織(24)。「仰るとおり。良いことばっかりでは分からない事がある。失敗したからこそ、いろんな気持ちも芽生える。失敗は大事だとあらためて思いました」と呼応した。
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その回答に照れたように笑顔を見せた宇野さんは、その後も今季のテーマを掲げる各選手と応答。佐藤駿との対話では具体的な助言も送り、松岡さんから「選手時代にそういう話をしたことはあるんですか」と聞かれると、「人とコミュニケーションするのが得意ではないので」とほほ笑む姿があった。
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