フィギュアスケート女子でジュニアグランプリ(GP)シリーズ第5戦ポーランド大会銀メダルをつかんだ和田薫子(15=グランプリ東海クラブ)が30日、羽田空港に帰国した。
ショートプログラム(SP)2位の70・58点、フリー2位の127・64点で合計198・22点をマークし「緊張は(初戦と)あまり変わらなかったけれど、前回と同じで、すごく楽しめました」と笑顔を見せた。
SP、フリーともに大きなミスはなく、SPのスピン3つとステップシークエンス、フリー3つのスピンを全て最高のレベル4でそろえた。フリーの連続ジャンプでわずかな回転不足がついたことを反省し「回転不足はしっかり直していかないといけない。スピン、ステップ、コレオ(シークエンス)でもっとGOE(出来栄え点)のプラスをもらえるように練習していきたいです」と意気込んだ。
今季のジュニアGP第2戦チェコ大会では自身初の海外渡航で優勝し、今大会の結果と合わせてジュニアGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)初進出を決めた。普段はシニアのGPシリーズを控える山本草太や松生理乃、山下真瑚らと週3回ほど練習する機会があるという。身近な先輩の姿も見ながら「指先まで意識されていたり、フリーレッグまできれいだったりする。いつも『自分も意識してやらないといけないんだな』と学んでいます」と成長を続けている。
昨季は全日本ジュニア選手権で本来の力を出し切れずに13位。特にフリーは15位と苦しみ「大失敗してしまったので、今年はそういうことがないように気を引き締めて練習したい」とリベンジの大舞台(11月15〜17日、広島・ひろしんビッグウェーブ)を見据えている。その先にはジュニアGPファイナルを控えており「まさかファイナルに行けると思っていなくて、すごくビックリしていますが、ファイナルも、グランプリシリーズと同じように楽しめたらいいなと思います」と待ちわびた。【松本航】
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