フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕会見が9月30日、都内で行われ、23年世界選手権代表の渡辺倫果(22=三和建装/法政大)が今季のテーマに「孤独の美しさ」を掲げた。
今季ショートプログラム(SP)の「月光」と重ね合わせ、「太陽は皆さんを平等に照らすと思うが、月の光はスポットライトのように1人1人を照らすイメージがある。自分自身を見つめてスケート人生を歩んでいくのは必要なこと。月の光の中にある自分自身と向き合わなければいけない」と自らに言い聞かせるように思いを口にした。
昨季は2年連続で4大陸選手権に出場し、銅メダルを獲得。今季はここまでジャンプの精彩を欠く演技が続いているが、大技トリプルアクセル(3回転半)へは果敢に挑み続けている。参戦3季目となるGPシリーズでは、第1戦スケートアメリカ(10月18〜20日)、第6戦中国大会(11月22〜24日)に出場予定。「自分自身のスケートを見つめて、1つずつ進んでいきたい」と思い描いた。【藤塚大輔】
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