マグワイアが後半ATに“起死回生”の同点ヘッド! ポルトとマンUの強豪対決は3−3ドロー

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2024年10月04日 06:25  サッカーキング

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同点弾を挙げたハリー・マグワイア [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第2節が3日に行われ、ポルト(ポルトガル)とマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が対戦した。

 チャンピオンズリーグ(CL)を制した過去を持つ名門クラブ同士が激突する。トゥウェンテ(オランダ)との初戦を1−1で引き分け、ELドロースタートを切ったマンチェスター・ユナイテッド。公式戦全体で見ても現在3戦未勝利と苦しんでおり、大きな不安が残るなか今節を迎えた。対するは、ボデ/グリムト(ノルウェー)に敗れてEL黒星発進となったポルト。今大会初勝利を目指す両者が相見える。

 試合は、開始早々の7分にスコアが動く。GKも参加しながらマンチェスター・ユナイテッドがビルドアップを行い、カゼミーロからクリスティアン・エリクセンを経由して左サイドに展開する。ボールを受けたマーカス・ラッシュフォードは、ドリブルで加速しながらボックス内へと侵入。カットインでDFを剥がしつつ、ニアを狙ってシュートを放つ。ボールはGKの足に接触するがゴールに吸い込まれ、マンチェスター・ユナイテッドが先制に成功した。

 さらに20分、GKアンドレ・オナナがフィードを蹴り入れ、ラスムス・ホイルンドが競り合ったボールをエリクセンが回収。ドリブルで中央を運んで左のラッシュフォードに繋ぎ、内側のスペースを駆け上がるホイルンドにパスが渡る。ポケットに入りながらダイレクトでゴールを狙うと、またもシュートはGKに当たりながらゴールイン。貴重な追加点をマークした。

 一方のポルトも、27分に反撃開始。敵陣ボックス右角でボールを奪うと、ニコ・ゴンサレスからパスを受けたジョアン・マリオがクロスを供給。ヌサイル・マズラウィが体勢を崩しながら頭でクリアするが、ボールは枠内へ飛んでしまう。一度はGKオナナが左手一本で弾いたものの、こぼれ球にペペーが反応。確実に押し込んで1点を返した。

 勢いに乗るポルトは、34分にJ・マリオが右サイドからクロス。ボックス内でステファン・ユースタキオが収めると、パスを受けたN・ゴンサレスが再びJ・マリオに繋ぐ。再度右足でクロスを送り、サムエル・オモロディオンが体ごと飛び込んでヘディング。ボールはネットを揺らし、ポルトが同点に追いついた。

 50分にはポルトがゲームをひっくり返す。DFラインから繋ぎ、中盤でボールを引き出したユースタキオが素早く前線にパス。ぺぺーが武器であるスピードを生かしてリサンドロ・マルティネスを振り切る。ボックス内に侵入しながら折り返すと、オモロディオンがワンタッチでシュート。シンプルな形でポルトが逆転弾を奪った。

 以降はマンチェスター・ユナイテッドが支配率を高め、ポルトを押し込む時間が続く。66分にはオモロディオンから決定的なシュートを打たれたものの、オナナがストップして追加点を許さない。だが、81分にブルーノ・フェルナンデスが2枚目のイエロカードで退場となる。

 それでも、後半アディショナルタイムにマンチェスター・ユナイテッドが意地を見せる。右サイドでコーナーキックを得ると、キッカーを務めたエリクセンがアウトスイングのクロスを供給。途中出場のハリー・マグワイアが豪快に頭で合わせ、起死回生の同点ゴールを叩き込んだ。

 結局、試合は3−3で終了し、両者痛み分けとなった。次節は23日から24日にかけて行われ、ポルトは24日にホームでホッフェンハイム(ドイツ)と対戦。マンチェスター・ユナイテッドは24日にアウェイでフェネルバフチェ(トルコ)と対戦する。

【スコア】
ポルト 3−3 マンチェスター・ユナイテッド

【得点者】
0−1 7分 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
0−2 20分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)
1−2 27分 ぺぺー(ポルト)
2−2 34分 サムエル・オモロディオン(ポルト)
3−2 50分 サムエル・オモロディオン(ポルト)
3−3 90+1分 ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)

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