東京駅改札前に「うるさすぎる職場」 オーディオ販売会社が設置、なぜ?

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2024年10月04日 07:31  ITmedia ビジネスオンライン

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JR東京駅の八重洲中央北口改札に「うるさすぎる職場」が出現(イメージ)

 JR東京駅の八重洲中央北口改札から歩いて5メートル、人々が行き交う雑踏の中に「オフィス」が出現――オーディオ・ビジュアル機器の輸入販売を手掛けるエミライ(東京都港区)が、AIノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤフォンの体験イベントを開催している。ノイズキャンセリング機能を体感してもらうために、「最もうるさいオフィス環境」を用意したという。


【画像】ビジネスマン行き交う東京駅の雑踏の中で、デスクで黙々と仕事する光景 どことなくシュールだ


 イベントで体験させる「Cleer 『ARC3』」は、オープンイヤー型のノイズキャンセリングイヤフォンだ。イベントでは機能・用途別に5種類のラインアップを用意。そのうち「Music Pro」がノイズキャンセリング機能を搭載している。Music Proは環境音に合わせて通話音を自動調整する機能、周囲の雑音を相殺するアクティブノイズキャンセリング機能、首の動きでスマホ操作を可能にするインタラクティブコントロール機能などを備えている。価格は4万4000円。


 エミライは、テレワークをしたことがある20〜60代の男女624人に対して仕事中の音環境に関する調査を実施。その結果、オンライン会議経験者のうち9割以上が「騒音環境下」でオンライン会議が気まずくなった経験があることが分かった。「外出先のカフェで会議に参加しようとしたら、想定以上にうるさかった」――といった経験だ。


●ヘッドフォンは「印象が悪い」?


 さらに、オフィス内で仕事中の同僚が、誰かとオンライン会議をする様子もなくヘッドフォンを着用していると、カナル型イヤフォンやオープンイヤー型イヤフォンを使用している時と比べて悪い印象を持つ割合が高くなることも分かった。エミライは「耳を完全にふさぐヘッドフォンは、話しかけづらい印象を与えるのではないか」と分析する。


 イベント会場は大勢の人が往来し、駅のアナウンスや会話音に常にさらされる“非常にうるさい”オフィス環境だ。オフィスチェアとデスクを備え、Wi-Fiも備えた「本当に」仕事ができる環境を用意した。エミライは「この環境でノイズキャンセリング機能を体感してもらい、快適にオンライン会議が行えることを体感してほしい」としている。イベントの開催期間は10月3〜4日の2日間。



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