冬季オリンピック(五輪)2連覇王者のプロフィギュアスケーター羽生結弦さん(29)が、アイスショーの全国ツアー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd−Echoes of Life−TOUR」を開催する。羽生さんがつづる「ICE STORY」の第3弾。人生の旅路や成長をテーマに「命」とは、そして「生きる」ことの本質を問う物語。12月から来年2月まで、全国3公演のツアーとして開催される。4日午前11時11分、発表された。
30歳の誕生日を迎える12月7日に、さいたまスーパーアリーナで開幕。同9、11日の3日間、開催される。来年1月3、5日には広島グリーンアリーナ、同2月7、9日は千葉・ららアリーナ東京ベイで行われる。
「ふと目を外に向ければ、私たち自身を見失ってしまうような、情報に溢れた社会の中、自分の痛みも他人の痛みも感じ続けてしまうような世の中で、『命』とは何か。『わたし』とは何か。そんな途方もない問いへのヒントになりたいと思い、物語とプログラムを綴りました」
発表に際し、そうコメントを寄せた。
22年7月19日にプロ転向の「決意表明」後、氷上で史上初の単独ショーとしてつづってきた「ICE STORY」の第3弾となる。23年2月にスケーター史上初となる東京ドーム単独公演「GIFT」を成功させ、同11月には「RE_PRAY」ツアー。夢の続きとして、制作総指揮の羽生さんが想像する新ジャンルの世界を届ける。演出には過去2作と同様、MIKIKOさんを迎える。
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羽生さんの全コメントは以下の通り。
私は「生きている」ということについて、物心ついた頃から漠然と考えてきました。そして東日本大震災を経て、また、様々な災害に遭われた方と出会い、記憶や想いに触れ、加えて、近年急増しているように感じる日本各地の天災や世界中の困難を目にする毎に、学んできた「生命倫理」と、考え、感じてきた私が持つ哲学の中で私が「生きている」ということ、「生きている」意味について答えを探しては見失い、また探して見つけて仮定してということを繰り返してきました。
ふと目を外に向ければ、私たち自身を見失ってしまうような、情報に溢れた社会の中、自分の痛みも他人の痛みも感じ続けてしまうような世の中で、「命」とは何か。「わたし」とは何か。そんな途方もない問いへのヒントになりたいと思い、物語とプログラムを綴りました。
きっと、私にしかできないなんてことは、この世には存在しないと思います。AIやテクノロジーが発展している今、人間にしかできないこともどんどんとなくなり始めています。
ただきっと、創り上げていくチームと、公演を観てくださる皆さんと一緒なら、その一瞬は「私たち」にしかできないことに変わると信じています。
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世界最高峰のチームと、そして、皆さんと一緒に、最上級の体験をしていただけるよう、心を込めて、魂を込めて、全身全霊で滑り、届けていきます。(原文まま)
<日程>
▼さいたまスーパーアリーナ
12月7日(土)午後5時開演
12月9日(月)午後6時開演
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12月11日(水)午後4時開演
▼広島グリーンアリーナ
2025年1月3日(金)
1月5日(日)
▼ららアリーナ東京ベイ
2025年2月7日(金)
2月9日(日)
※広島、千葉公演の開演時間は後日発表予定
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