67歳・資産2億5000万円の男性が今だから語れる「とてもキツかった」過去

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2024年10月04日 19:31  All About

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資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。今回は資産2億5000万円を保有するおおちゃんさん(67歳)に、資産1億円を達成するまでに乗り越えた試練についてお聞きしました。
資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。

今回お話をお聞きするのは、資産2億5000万円を保有するおおちゃんさん(67歳)。億の資産を築くまでに苦難や試練はあったのでしょうか。

家業が大変でお金に苦労した幼少期

資産2億5000万円を保有するおおちゃんさん(67歳)

――1億円を達成するまでに、苦難や試練に直面したことはありましたか?

おおちゃん:幼少の頃、実家は農家をしながら、ガソリンスタンドとプロパンガスを掛け売りで販売をしていたのですが、お金を払ってもらえないこともあるなど、とにかく大変でした。

それでも元売り会社には、1週間後に現金で決済しなければならないという契約条件だったため、代金を支払わないと商売が続けられませんでした。家業がそのような状況だったため、親からは“妹が2人いるし、お前は大学に行くな”と言われましてね。

進学を諦めたくなかったので、授業料を払わずに進学できる大学を探すことにしたのです。生活費も奨学金で賄いつつ、“いつかは親孝行をしたいし、自分も人並みに幸せになりたい”と思いながら学生時代を過ごしていました。

やっぱりお金が減ると気持ちも落ちる

――おおちゃんさんのハングリー精神は、若い頃の経験を通して培われたのがよくわかりました。では、大学を卒業して社会に出てから、それ以上に大変だった出来事はありましたか?

おおちゃん:社会人になってからは、仕事も本当に楽しくて、充実していました。海外の企業と仕事をしたり、ウォール街で働くこともできたりと、大変やりがいも感じていましたね。ただ一度だけ、仕事ではなく、お金の面でメンタルが下がった時期がありまして。

30代半ばで教育費や家を買うなど、大きな支出が重なってお金が減ってしまったのです。わかってはいたことなのですが、やはりお金が減ると心もブルーになりますね。

しかしその後、おかげさまで順調に収入が上がっていきまして。部長職になったときには、年収が1800万円くらいあったので、“この先は何とかなる”という気持ちになれました。

※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く!〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。

文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー)

2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー&キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー))

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