【バスケ】宇都宮がまさかの開幕連敗 比江島慎「自分たちのやりたい事が遂行できなかった」

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2024年10月06日 17:41  日刊スポーツ

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千葉J対宇都宮 千葉Jに敗れ、浮かない表情の宇都宮比江島(左から2人目)と田臥(左)(撮影・鈴木みどり)

<バスケットボールBリーグ1部(B1):千葉J80−61宇都宮>◇6日◇第1節◇ららアリーナ東京ベイ



宇都宮ブレックスがまさかの開幕連敗を喫した。クラブ史上最高勝率(51勝9敗)を残した昨季は、B1で唯一連敗なし。2023年4月に4連敗して以来の2連敗となった。


「序盤から千葉さんに主導権を握られてしまい、取り戻すことができなかった。昨日オーバータイムまで行って、みんな疲れているようにみえた」


ブラスウェルヘッドコーチ(HC)の言葉通り、前日に続いて、第1クオーター(Q)の出遅れが響いた。シュートが決まらず、12−21。第2Qも修正できず、前半だけで20点差をつけられた。


アップテンポのバスケが展開できず、3点シュートを打たせてもらえない。前半の3点シュート試投数はわずか7回で、1本も成功しなかった。


「オープンな状況をつくることができないと確率も落ちる。相手にリードを広げられてしまい、打つことを躊躇してしまう状況に陥ってしまった」(ブラスウェルHC)


後半は17回打って、5本成功。「前半よりクリエイトできた」(同HC)事で攻撃のリズムを取り戻し、後半だけならば34−33で1点勝っていた。


プレシーズンゲームと天皇杯合わせて8連勝して臨んだリーグ戦本番。渡辺雄太の加入、新アリーナと、モチベーションを高める材料の多い千葉Jが相手だったとはいえ、連敗スタートは想定外だ。比江島慎は「昨日の反省を生かして、個人的にもチームとしても出だしからアグレッシブにはプレーできたと思うが、自分たちのやりたい事が遂行できなかった」と振り返った。


昨季からメンバーがほとんど変わらず、「完成」されたチームのイメージがあったが、ブラスウェルHCは「発展途上」と断じた。


「昨季までの数年間はチームとしてシステムチックに動く事が多かった。今季は状況に応じたクリエイト力をつけることを目指している。最初は見た目が悪いかもしれないが、シーズンの中盤から終盤になれば、うちの強みになっていくと思う」


浮足立つことなく、自分たちの目指すバスケを追求していけば、2つの負けを取り戻す事など簡単だろう。シーズンはまだ始まったばかりだ。【沢田啓太郎】

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