<Bリーグ:千葉ジェッツ80−61宇都宮ブレックス>◇1部(B1)◇第1節◇6日◇千葉・ららアリーナ東京ベイ
開幕2連勝にも、暗雲が漂った。バスケットボールB1千葉Jの渡辺雄太(29)が、Bリーグ2戦目で負傷退場した。患部の状態は不明だが、日本帰還早々に一時離脱に追い込まれた。
出足は好調だった。16得点した前日5日のデビュー戦に続いて先発し、第1クオーター(Q)開始約1分30秒でドリブルから先制。30秒後に3点シュートも決めた。6季プレーした米NBA仕込みの技術に、新アリーナが歓声に包まれた。
一転、悲鳴に変わる。第1Qの6分3秒。外角シュートを狙ってジャンプしたところ、宇都宮の比江島と接触した。バランスを崩して着地で左足首をひねる。痛めた箇所を押さえ、うずくまり、ユニホームで顔を覆う。苦しげな表情を隠せず、両脇を支えられながらコートから去ると、再び戻ってくることはなかった。
試合後、詳細こそ明かさなかったが、X(旧ツイッター)で「自分の体がクソ雑魚すぎるだけの僕の責任」と説明。「一緒に代表でプレーできるように治療&リハビリ頑張ります」と、来月のアジア杯予選で復帰し、アクシデントに関与した比江島と共闘する道を見据えた。パリ五輪前も左ふくらはぎを肉離れしたが、本番には間に合わせた。日本のエースは必ずコートに帰ってくる。【飯岡大暉】
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