ミラン、フィオレンティーナに敗れ4連勝ならず…GKデ・ヘアが2つのPKストップで勝ち越しへ導く

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2024年10月07日 06:16  サッカーキング

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デ・ヘアはPKストップなど好セーブ連発 [写真]=Getty Images
 セリエA第7節が6日に行われ、ミランは敵地でフィオレンティーナと対戦した。

 パウロ・フォンセカ監督体制1年目を過ごすミランは、出だしこそ躓いたものの、直近のセリエAでは3連勝中と好調をキープ。4連勝を目指す今節は、ここまで1勝4分1敗という成績を残すフィオレンティーナの本拠地『スタディオ・アルテミオ・フランキ』に乗り込む。ミランはテオ・エルナンデス、ラファエル・レオン、アルバロ・モラタらがスタメン入り。対するフィオレンティーナは、古巣対戦となるヤシン・アドリを筆頭に、GKダビド・デ・ヘアやモイーズ・キーンらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりから拮抗した展開が続いたものの、18分にはフィオレンティーナにこの日最大のビッグチャンスが到来。ボックス右でルーズボールに反応したドドがT・エルナンデスからファウルを受け、ホームチームがPKを獲得する。キッカーを務めたキーンはゴール左下を狙ったものの、ここはGKマイク・メニャンにコースを完全に読み切られた。

 絶好のチャンスを逃したフィオレンティーナだったが、35分には先制に成功。敵陣左サイドでスローインのボールを受けたアドリが、相手を背負いながらうまく反転し、ペナルティエリア左に入って右足を振り抜く。グラウンダーの一撃を突き刺し、試合を動かした。

 その後、ミランはR・レオンを中心にゴールに迫る場面を作ったものの、GKデ・ヘアの守るゴールを陥れることはできない。前半終了間際の44分には、クリスティアン・プリシッチからのスルーパスに抜け出したタイアニ・ラインデルスがボックス内でファウルを受け、ミランがPKのチャンスを得たものの、T・エルナンデスのゴール右下を狙ったキックはGKデ・ヘアに弾き出される。前半はこのままフィオレンティーナの1点リードで終了した。

 後半に入ると、54分に再びミランがPKを獲得。ファーサイドめがけた右コーナーキックをモラタが頭で折り返すと、キーンがマッテオ・ガッビアを倒して、ファウルと判定。今度はタミー・アブラハムがキッカーを務めたが、またしてもデ・ヘアがスーパーセーブを見せ、ゴール左下めがけたキックを止めて見せる。ミランとしてはまたも同点のチャンスを逃す形となった。

 2度のPK失敗により、ミランイレブンには不穏な雰囲気も漂ったが、60分にシンプルな攻撃で試合を振り出しに戻す。敵陣左サイドで前を向いたT・エルナンデスが左足でクロスボールを送ると、ファーサイドのスペースに走り込んだプリシッチがダイレクトでボレーシュートを沈める。プリシッチの4試合連続ゴールでミランが遂に追いついた。

 後半はミランが敵陣へ押し込む時間が増加。チャンスの数も増えていくが、GKデ・ヘアの好セーブも光り、逆転までは持ち込めない。すると73分、今度はデ・ヘアが攻撃面で貢献。ミランの最終ラインの裏めがけてロングボールを蹴り込むと、反応したキーンがダイレクトで落とし、待っていたアルベルト・グズムンドソンがワントラップから右足シュートを突き刺す。苦しい時間帯を凌いだフィオレンティーナが、少ないチャンスを活かして勝ち越しに成功した。

 試合はこのままタイムアップ。ミランのセリエAにおける連勝は「3」でストップし、8月24日に行われた第2節パルマ・カルチョ戦(●1−2)以来の黒星を喫した。チャンピオンズリーグも含めると公式戦連敗となっている。一方、フィオレンティーナはカンファレンスリーグを含めると連勝を飾り、セリエAでは2試合ぶりの勝利を掴んだ。

 この後、欧州各国主要リーグはインターナショナルマッチウィークに突入。次節、ミランは19日にホームでウディネーゼと、フィオレンティーナは20日に敵地でレッチェと、それぞれ対戦する。

【スコア】
フィオレンティーナ 2−1 ミラン

【得点者】
1−0 35分 ヤシン・アドリ(フィオレンティーナ)
1−1 60分 クリスティアン・プリシッチ(ミラン)
2−1 73分 アルベルト・グズムンドソン(フィオレンティーナ)

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