◆ 盗塁数19個での受賞に驚きの声「近本クラスになると40個50個の世界になるが、それで20を切るというのは…」
セ・リーグは6日に今季の全日程を終え、個人タイトルが確定した。打撃部門ではヤクルトの村上宗隆が本塁打と打点王の2冠、DeNAのオースティンが首位打者を獲得した。ヤクルトのサンタナは最高出塁率賞、同じくヤクルトの長岡秀樹は最多安打のタイトルを手にした。
その中でも6日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、盗塁王に輝いた阪神の近本光司に注目。特にプロ野球史上最少となる19盗塁での受賞に驚きの声が寄せられた。
笘篠賢治氏は「19個で盗塁王が獲れるというのは予想がつかなかった。足の速い選手で20個は走れる。近本クラスになると40個50個の世界になるが、それで20を切るというのはちょっと意外だった」と印象を語り「それだけセ・リーグの野球というのは足を絡めない攻撃だということ。今年は盗塁というリスクを背負わずに犠打やエンドランをしたり、2番打者にどんどん打たせにいっていた。セ・リーグの野球が変わった」と分析した。
齊藤明雄氏も「投手のクイックが速くなったということと、どのチームも"2番最強打者"を置くようになってから打つ方に賭けている。だから盗塁も抑えられている」とリーグ全体での投打両面の変化に言及した。
さらに岩本勉氏が「来季あたりからベースのサイズもメジャーにならって変わるかもしれないので、盗塁事情も変わるかもしれない」と投げかけると、齊藤氏は「牽制も2回までとなると、盗塁は増えるだろう」と盗塁数増加を予想した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』