企業のSDGsへの取り組み、学生はどう見る? 7割近くが「志望度が上がる」

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2024年10月07日 07:31  ITmedia ビジネスオンライン

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学生のSDGsへの関心度は(提供:ゲッティイメージズ)

 企業がSDGsに取り組んでいることを知ると、志望度が上がる就活生は約7割――就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が、そんな調査結果を発表した。学生はなぜ、SDGsに取り組む企業をポジティブに捉えているのか。


【画像】SDGsの17のテーマ、学生はどれを重視?全ての順位はこちらから(計4枚)


●SDGs、学生の認知率は97%


 「SDGs(Sustainable Development Goals)」について、「言葉も意味も知っている」とした学生は85.2%。「言葉は知っている」(11.9%)も合わせると、「SDGs」の認知率は97.1%に達している。


●企業の取り組み、どう見る?


 企業のSDGsに関する取り組みを、仕事選びにおいて「意識する」「どちらかといえば意識する」と回答した学生は、合わせて52.8%に。半数以上の学生が、仕事選びにおいてSDGsを意識していることが分かる。


 「仕事を通して社会課題の解決に貢献したい」「SDGsに関する取り組みを行っている企業は、社員にとっても働きやすい会社だと思う」といった声が寄せられた。


 就職活動において、企業がSDGsに取り組んでいることを知ると「志望度が上がる」とした学生は、31.2%に上った。「どちらかといえば志望度が上がる」(34.7%)を合わせると、7割に迫っている。


 「SDGsに取り組む企業のほうが将来性を感じる」「自社の利益だけでなく、社会に関心を持つ企業は好感が持てる」「SDGsに取り組んでいる企業で働くことで、自分も社会に貢献しているという実感が得られそう」「その企業ならではの取り組みなど、内容が差別化できている企業は特に志望度が上がる」といった声が上がっている。


●学生はどんなテーマに関心?


 SDGsの17のテーマのうち、企業が取り組んでいると好感が持てるものは、「持続可能なまちづくりと地域社会」が35.3%で最多に。「ジェンダーの平等」(33.8%)、「貧困をなくす」(31.5%)が続いた。


 「自分や身近な人の暮らしに直結するテーマを重視している」「企業は個人よりも取り組みによって生まれる影響力が大きいため、規模の大きい課題に取り組んでいるほうがより好感が持てる」などの声が寄せられている。


 調査は8月22日〜9月12日に学情のサイト「あさがくナビ2026」のサイト来訪者に実施。337件の回答を得た。



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