43歳・専業主婦「なかなか夫の理解が得られなかった」貯金ゼロから夫婦でS&P500に積み立てを始めて約3年後の資産は?

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2024年10月07日 12:21  All About

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All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は東京都に住む43歳女性の積立投資エピソードです。
2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

43歳・専業主婦の積立投資の取り組みと運用成績は?

今回は東京都に住む43歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人、夫(46歳)

金融資産

世帯年収:本人0円、配偶者450万円
世帯金融資産:現預金150万円、リスク資産750万円

リスク資産の内訳

・投資信託750万円(スポット買いも含む)

積立投資実績

(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA、iDeCo:ともに2021年から

2021年から約3年間、夫婦で積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

投資額はNISAとiDeCoを合計して「月5万6333円」からスタートし、2023年途中からは「月3万8333円」に減額。

夫も同じ銘柄に「月4万5333円」の積み立てをしているといいます。

運用実績については「夫婦で元本330万円→運用益込み450万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子です(※数字は2024年夏場以前のもの)。

「積み立てを(始めて)しばらくして、米国株の景気が悪くなりました。今思えば、すごいタイミングで始めたなと思います。なので始めのうちはなかなか増えず、見ててもおもしろくないので見ないようにしてました」と、当初はメリットを感じられなかったそう。

「しかし2024年に入って、2カ月で20万円くらい増えていたりしたので喜んでいた」と資産の増加を実感。

「その後、3月に入ってそんなに増えなくなってからは、推移をそんなに見ていない」と放置の姿勢に戻ったそうですが、資産の推移については「何かの拍子に(株価が)上がったら、テンションが上がるのでよく見ています」と語っています。

8月以降の資産推移は不明ですが、「今年に入って増えているのを実感して、年内には2人で1000万円(を貯めること)を目指している」とご夫婦で協力して資産を形成中。

もともと投資を始めた経緯について、「貯金ゼロから、老後資金を貯めないといけないと、貯金したり投資をはじめたらクセづいた。なかなか夫の理解が得られなかったが、大切さを説明して、貯金と投資の習慣を作った」と説明しています。

43歳・専業主婦の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?

積立投資を始めてよかった点を伺うと、「老後の心配が少し減りました。webでシミュレーションすることもできるし、普通に貯金するより全然増えるのでやる気がでます。続けることで、(株価が)下がった時に(商品を)買えることも、後から考えるとよかったと思います」とコメント。

本来は「お金を使ってしまう性格」だったそうですが、積立投資を始めたことで「欲しいものがあっても、かなり考えて、計画的に買うようになりました」と行動に変化が。

「(以前は)散財ばかりしていましたが、たぶん今はケチになっていると思います。なにも考えないで(お金を)使うことが、今となるととても怖いことだと思います」と過去の自分を振り返ります。

ご自身で決めていることは、「世界情勢をよく見ておく。狼狽売りしない。景気が悪いときは(資産額を)見ない。将来的には銘柄を変更するかもしれない(ことを想定しておく)。自分で考えて納得した銘柄を、納得した金額で買う」こと。

新NISAについては、「成長投資枠ではリスクの高い銘柄をスポット買いする。将来的にはリスクを抑えた銘柄に移行。積立投資はこれまでと同様に、S&P500を買う」と教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
(文:あるじゃん 編集部)

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