ヘンリー王子とメーガン妃夫妻、クリスマス休暇を巡って対立　互いの考えに変化か　英紙報じる

英国のヘンリー王子（40）と妻メーガン妃（43）夫妻が、今年のクリスマス休暇を巡って対立していると英デイリー・エクスプレス紙が報じた。

夫妻は、王子の母ダイアナ元妃の弟チャールズ・スペンサー伯爵（60）からスペンサー家の本邸オルソープ・ハウスでクリスマスを過ごすよう招待されたが、メーガン妃が英国への渡航をためらっているという。

事情通によると、2020年に英王室を離脱して米カリフォルニア州に移住した王子は妻と2人の子どもたちと英国でクリスマス休暇を過ごすことを熱望しているが、妃は英国滞在中の家族の安全を依然として心配し、反対しているという。

妃はこれまでずっと英国への渡航をためらっており、今起きているすべての状況を考えると、実現するのはかなり難しいだろうと関係者は話している。王子は先日も慈善イベントに出席するため、単身で英国を訪問しているが、妃が移住後に英国を訪れたのは22年のエリザベス女王の即位70周年を祝うプラチナ・ジュビリーと女王の葬儀の際の2度だけだといわれている。

一方、英王室メンバーは毎年、ノーフォーク州にある私邸サンドリンガム・ハウスに集まってクリスマス休暇を過ごすのが習わしになっているが、夫妻は父チャールズ国王からまだ今年のクリスマスの招待を受けていないという。夫妻が、サンドリンガム・ハウスのクリスマスの集いに参加したのは2018年だけで、それ以降は招待を辞退しており、今年も招待されたとしても受ける可能性は低いと見られている。

王子はチャールズ国王や兄ウィリアム皇太子夫妻ら家族と確執があるものの、スペンサー家とは良好な関係を築いている。王子は8月下旬に叔父にあたるダイアナ元妃の姉のレディ・ジェーン・フェローズさんの夫ロバート・フェローズさんの葬儀に参加するため単身で帰国した際は、母の永眠の地であるオルソープ・ハウスを訪れ、スペンサー家に滞在していた。

王子夫妻はここ数週間、別々に行動しており、互いの仕事や活動に対する考えに変化が生じていることなども取りざたされている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）