“牛丼戦争”300円台の攻防 大幅値下げのワケは?

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2024年10月09日 18:27  TBS NEWS DIG

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物価高が続く中、牛丼チェーン各社は期間限定で主力の牛丼の値引きに踏み切っています。一体なぜでしょうか?

熱々、ボリューム満点の牛丼。お昼時の店には、長い列ができていました。そのワケは?

吉野家有楽町店 店長
「牛丼が100円引きのお祭り」

吉野家はきょうから「秋の牛丼祭」と題して、1週間限定で牛丼を100円引きで販売。並盛1杯398円で提供します。100円以上の値引きは2011年以来、13年ぶりです。


「いま何でも(価格が)上がってますから、ありがたいです」
「100円引きだったので、牛丼の並盛とポテトサラダのセット、生卵にしました」

さらに、値引きが終わった後に使える50円引きのクーポンまで配布。まさに大盤振る舞いですが…

吉野家 茶木翔太さん
「物価高が続いている中で、新しいお客様であったり、今まで来てくださった方たちに、また来ていただく」

狙いは集客です。「うまい・安い・早い」が代名詞の牛丼ですが、大手各社は今年、相次いで値上げを実施。特に、吉野家は並盛りで比べると他の2社よりも68円高いため、値引きで客を呼ぼうという戦略です。

しかし、競合も黙ってはいません。▼松屋はきのうから50円引きに、▼すき家もきょうから80円引きのクーポンを1週間限定でアプリなどで配布。結局、3社ともに「並盛」が300円台という“牛丼値引きバトル”が繰り広げられているのです。

こうした背景には、外食業界の競争激化があると専門家は指摘します。

フードアナリスト 重盛高雄氏
「価格が上がってくると、競合が牛丼チェーンだけではなく、ファミリーレストランなども当然ながら競合に入ってしまう。消費者にきちんとアピールするために、一番わかりやすい“値下げ”という手法をとった。禁断の戦略とも言われています」

値引きで客の心をつかめるのか。牛丼各社の攻防戦は続きます。

このニュースに関するつぶやき

  • 吉野家で牛丼食うより焼肉屋でランチのカルビ丼を食う方が肉の質もボリュームもコスパ良いから牛丼屋は最近いかなくなった。 お新香と味噌汁と生卵セットで並盛りワンコインで収まらない牛丼は高く感じる。 今更値下げしても行かない。
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