全日本柔道連盟は9日、オンラインで定時理事会を開いて、女子代表の新監督に04年アテネオリンピック(五輪)78キロ超級覇者の塚田真希氏(42)の就任を決めた。任期は28年ロサンゼルス五輪までの4年間となる。
日本柔道界に初の女性監督が誕生した。全会一致で選出され「励みになる。次の世代へつながるよう責任を全うしたい」。東京、パリと五輪2大会を指揮した増地監督が退任。パリで金1銅1のメダルに終わった現状に危機感を示して「結果を目指さなければいけない集団。検証が必要」。
現役時代は、最重量級で日本女子初の五輪金メダルを獲得。全日本女子選手権は最多9連覇など、実績は豊富だ。10年に引退後、母校東海大の監督を務めた経験を生かし「若手育成に取り組む。謙虚に、チャレンジ精神を持って臨みたい」と語った。男子は鈴木桂治監督(44)が続投。パリでメダルを逃した「最重量級の強化」を課題に挙げた。【飯岡大暉】
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