桜花賞馬とオークス馬の秋華賞ワンツーの可能性は低い!? データ的に有利なのは…

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2024年10月10日 11:45  netkeiba

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GI・2勝目を目指すチェルヴィニア(今年5月撮影、ユーザー提供:さめさん)
 桜花賞馬のステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)とオークス馬のチェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)で3度目の直接対決を迎える。

 ステレンボッシュは父エピファネイア、母ブルークランズ、母の父ルーラーシップの血統。曾祖母は名繁殖牝馬のウインドインハーヘアなので、ディープインパクトやブラックタイド、レイデオロやゴルトブリッツと同じ一族となる。また、3歳世代では昨年のホープフルS覇者のレガレイラ、今年のセントライト記念を制したアーバンシックがいとこにあたる。一方のチェルヴィニアは父ハービンジャー、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハの血統。こちらは母が16年のフローラS覇者のチェッキーノで、曾祖母は一大牝系を築いているハッピートレイルズ。一族にはシンコウラブリイを筆頭にコディーノやキングストレイルなど、活躍馬がズラリと並ぶ。

 初対決となった桜花賞では、2番人気のステレンボッシュが中団から差し切ってGI初制覇。一方、4番人気のチェルヴィニアは休み明けが堪えたのか、13着に大敗した。しかし、続くオークスでは主戦のルメール騎手に手が戻った2番人気のチェルヴィニアがリベンジ成功。中団追走から直線で外に出して伸びると、内から迫る1番人気のステレンボッシュを半馬身抑え、初のビッグタイトル獲得となった。迎える今回は2頭ともにオークスからぶっつけでの参戦。勝った方が最優秀3歳牝馬のタイトルに大きく近づく大一番となる。

 これまで秋華賞で桜花賞馬とオークス馬が激突したことは11回ある。結果は桜花賞馬の先着が8回(4勝)、オークス馬の先着が3回(3勝)で、桜花賞馬に軍配が上がっている。そしてワンツーが97年の1着メジロドーベル→2着キョウエイマーチの1回しかないのも意外な事実だ。今年は桜花賞馬とオークス馬のどちらが勝つのか、あるいは「第三者」がラスト一冠を手にするのか。いずれにしても今からレースが待ち遠しい。

【秋華賞における桜花賞馬VSオークス馬】左が桜花賞馬、右がオークス馬
・97年…●2着キョウエイマーチ・○1着メジロドーベル
・98年…○1着ファレノプシス・●7着エリモエクセル
・00年…○4着チアズグレイス・●10着シルクプリマドンナ
・01年…○1着テイエムオーシャン・●3着レディパステル
・06年…●6着キストゥヘヴン・○1着カワカミプリンセス
・07年…○1着ダイワスカーレット・●10着ローブデコルテ
・08年…○8着レジネッタ・●10着トールポピー
・10年…○1着アパパネ・●18着サンテミリオン
・11年…○7着マルセリーナ・●10着エリンコート
・15年…●17着レッツゴードンキ・○1着ミッキークイーン
・21年…○10着ソダシ・●13着ユーバーレーベン
※10年のオークスはアパパネとサンテミリオンが1着同着

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