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中古貨物船の輸出先を偽って税関に申告したとして、関税法違反(虚偽申告)の疑いで警視庁公安部に書類送検された大阪市の船舶売買仲介会社「丸吉通商」と、代表取締役の60代男性について、東京地検は10日、不起訴処分とした。代表は「根も葉もない、事実でないことで家宅捜索された。当然不起訴になるものと思っていた」と話した。
丸吉通商と代表は2021年5月ごろ、貨物船の輸出先が実際にはイランなのに、アラブ首長国連邦(UAE)の企業に輸出するという虚偽の申告書類を税関に提出したとして、24年9月に書類送検されていた。
地検は不起訴の理由を明らかにしていない。【安元久美子】
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