吉野家ホールディングス(以下、吉野家HD)の子会社であるウィズリンク(広島市)は10月2日、スコットランドの首都・エディンバラにラーメン業態の1号店をオープンした。吉野家HDのグループ会社が欧州に進出するのは今回が初。同社はラーメン事業を次の柱と位置付けており、4月にはラーメン商材に特化した宝産業を子会社化した。2022〜24年度の3年間で事業の基盤づくりを進めている。
【画像】エディンバラで提供するメニュー(全2枚)
エディンバラにオープンしたのは、とんこつ鶏ガラしょうゆの「ばり?」。ラーメン、ご飯物、サイドメニューに加え、カツカレーライスを提供する。
メインメニューのラーメン「AJITMA-UMA(味玉?)」は、日本で製造したスープを使用し、現地で最終的な仕上げを行って完成させる。スコットランドで日本式のカツカレーが好まれていることから開発したカツカレーライスのルーは、日本で製造したカレーソースに隠し味としてラーメンのスープを入れて仕上げた。
ウィズリンクは2003年に広島に1号店をオープンし、現在69店舗を展開している。海外では2013年にシンガポールで1号店をオープンし、現在は香港5店舗、インドネシア8店舗、マレーシア3店舗、シンガポール2店舗、フィリピン6店舗、オーストラリア2店舗、スコットランド1店舗の合計27店舗まで拡大した。今後も引き続き欧州への進出と新たなエリアへの出店を進めるとしている。
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