電車のシートに薬品か　乗客が尻にやけど　大阪メトロ谷町線

　10日午後9時35分ごろ、大阪メトロの駅員から「（電車の）シートに薬品がかけられており、座っていた乗客がやけどをした」と110番があった。大阪府警都島署によると、谷町線の電車内に座っていた50代男性が、尻に化学熱傷とみられるやけどを負った。病院で治療を受け、軽傷とみられる。

　都島署によると、男性は10日午後8時45分ごろ、天満橋駅で最後尾の車両に乗車。シートがぬれていることに気付かなかったが、約5分後に尻に痛みを感じ始め、都島駅で下車した。男性は「液体は無臭だった」と説明しているという。署はシートに付着した液体の成分を調べている。【二村祐士朗】