【バレー】新リーグ開幕 西田有志の大阪Bが高橋藍のサントリーに完勝 大盛況も一過性にしない

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2024年10月11日 22:58  日刊スポーツ

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サントリー対大阪B サントリーに勝利し記念撮影に納まる大阪B(撮影・たえ見朱実)

バレーボール新トップリーグ「大同生命SVリーグ」は11日、東京体育館で開幕した。昨季のVリーグ2位で、西田有志(24)の大阪Bが同優勝で高橋藍(23)のサントリーに3−0で快勝した。観客6513人が見守る中、両チーム最多21得点の西田を中心に有効な攻撃を重ね、新リーグの魅力をアピールした。両チームは14日、エディオンアリーナ大阪で再戦する。


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世界最高峰を狙う新リーグの幕開けだ。観客6513人が詰めかけた会場は、赤と青のユニホームで埋め尽くされ、華々しくスタート。「しっかり面白い展開になった」。「盛り上がる試合を」と繰り返してきた西田の表情にも、充実感が漂った。


熱戦だった。2−0の第3セット(S)。冒頭の4連続失点をものともせず、西田を筆頭に鋭い攻撃で追随。途中モニターに映った、妻で元女子日本代表の古賀紗理那さんを見たことも「ギアが入った」一因となり、両チーム最多21得点。世界を相手に鍛えた強打で主導権を握り返し、昨季王者をストレートで破った。


「多くのメディアに来ていただいて開幕できたこと、非常にうれしい」。3年前。21年東京五輪で作った熱を継続できなかった経験を元に、ファンの裾野を広げる「ラストチャンス」と覚悟を決めて臨んだ一戦。西田が“元仲間”の高橋藍とマッチアップすることもあって注目度はこれまでに類を見ないほど高く、最高値8万円のものを含む約6900枚のチケットは、一般販売開始からわずか1時間半で完売。ゴールデンタイムの民放地上波で生中継が組まれ、当日のグッズ売り場には試合開始30分前も約2時間の長蛇の列ができた。


開幕戦は期待通りの盛り上がりとなったが、これを一過性のものにはしない。「各チームを取り上げていただくことが、僕にとってもありがたい環境だし、SVリーグとしても第1歩」。この渦を、全10チームへ波及させる。【竹本穂乃加】

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