夏と冬が共存する日本列島 次の日曜日は北海道の平地でも雪の可能性 2週間天気

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2024年10月13日 06:05  日本気象協会

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夏と冬が共存する日本列島 次の日曜日は北海道の平地でも雪の可能性 2週間天気

この先は、天気と気温の変化が大きくなるでしょう。半袖が活躍するほど暑い地域が多くありますが、次の日曜日には、北海道の平地で雪の降る可能性があります。一日の気温の変化だけでなく、日々の寒暖差も大きくなりますので、体調管理にご注意ください。



●1週目14日〜20日 北海道の平地でも雪が降る?


この先は、季節の進み方が地域によって違ってくるでしょう。昼間は半袖がまだまだ活躍する所がある一方、北海道では雪のシーズンに突入しそうです。では、この先2週間の天気や気温を詳しく見ていきましょう。

明日14日(月:スポーツの日)は、日本列島を覆っていた高気圧が東に移動し、湿った空気や気圧の谷の影響を西の地域ほど受けやすくなる見込みです。日中は晴れて連休最終日もお出かけ日和の所が多くなりますが、九州を中心に昼ごろから雨の降る所があるでしょう。

明後日15日(火)は、日本海から前線が近づき、九州から近畿は、雨が降りそうです。北海道も別の気圧の谷の影響で、天気は下り坂で夕方以降に雨が降り出すでしょう。この前線や気圧の谷は16日(水)には、北海道から九州を通過するため、広い範囲で傘の出番となりそうです。前線が通過するタイミングで雷雨や雨脚が強まる所もあるでしょう。

17日(木)には、移動性の高気圧が日本付近を覆い、各地で秋晴れが戻ってくるでしょう。18日(金)も、引き続き高気圧に覆われる所が多いものの、天気の変化は早く、九州では雨の所がありそうです。

19日(土)は、前線を伴った低気圧が北海道を通過する見込みです。北海道から九州の広い範囲で雨が降り、北海道から北陸付近を中心に荒れた天気になる可能性もあります。この低気圧が通過後に、北海道や東北北部の上空には、平地でも雪を降らせるような寒気が流れ込むでしょう。上の図は20日(日)朝の北海道付近の天気の予想ですが、大雪山系など標高の高い所は雪、平地でも「みぞれ」となっています。車での峠越えなどは、冬用のタイヤが必須で、平地でも準備が必要となるでしょう。

最高気温は、平年より高い所が多く、関東から九州、沖縄は25℃以上の日が多い予想です。名古屋や大阪、福岡では、30℃に迫る日もあるでしょう。スポーツの秋で運動を楽しむ方、運動会の練習などを予定されている方は熱中症には注意してください。ただ、朝晩は肌寒くなり、一日の気温の変化が10℃以上の所も多くなりそうです。また、雪の降る可能性のある北海道では20日(日)は、昼間でもコートが手放せないほど寒くなるでしょう。


●2週目21日〜26日 10月下旬でも半袖は活躍しそう


期間後半に入ると、秋の天気の特徴らしく、移動性の高気圧と気圧の谷が交互に日本列島を通過するため、天気は短い周期で変化するでしょう。

21日(月)は、全国的に晴れますが、22日(火)は、沖縄や九州から北海道の広い範囲で雨が降りそうです。まだ先のことで、予報が変わる可能性はありますが、まとまった雨になる所もありますので、今後の情報にはご注意ください。23日(水)は、北海道から東海は雨が続きますが、西から天気は回復に向かい、24日(木)は、晴れる所が多くなるでしょう。ただ、この晴れも長くは続かず、25日(金)から26日(土)は所々で雨が降りそうです。晴れマークだけの所でも、お出かけには折り畳みの傘を持っていくと安心です。

最高気温は、東海から九州にかけては、平年より高い日が多いでしょう。名古屋や福岡では25℃以上の夏日が続き、10月下旬に入りますが、まだまだ昼間は半袖が活躍しそうです。関東から北海道は平年並みかやや高いくらいですが、晴れる日は気温が高め、雨の日は気温が低めと、日々の気温の変化が大きいでしょう。服装選びに難しい季節ですが、羽織るものを一枚余分にもって出かけるなど、気温の変化で体調を崩さないようにご注意ください。


●シーズン最初の雪 慣れていても注意


冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。



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