【フィギュア】16歳中井亜美「かなえたい」ファイナル初の表彰台狙う トリプルアクセル手応え

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2024年10月13日 20:58  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ジュニアグランプリシリーズ最終戦の中国大会を制し、帰国した中井亜美(右)と中田璃士(撮影・松本航)

フィギュアスケート女子の中井亜美(16=TOKIOインカラミ)が13日、大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への手応えをにじませた。


優勝したジュニアグランプリ(GP)シリーズ最終戦の中国大会(無錫)から羽田空港に帰国。3季連続でジュニアGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出を決め「2年とも表彰台に乗れていない(22年4位、23年5位)ので、それはかなえたいです」と強い思いを口にした。


今大会はショートプログラム(SP)68・66点で首位発進。自己ベストの69・00点まで0・34点に迫り「ショートで70点を出す目標まで、あと少し」と手応えがある。フリー前の6分間練習では3回転半が不調。焦りながらも「朝の練習で2本降りていた。そのイメージがちゃんとあった」と切り替え、本番で2本を着氷させた。腰痛に悩まされた昨季から復調しており「ずっと試合で降りられていなかったので、あの緊張感の中で降りられたのは、すごくいい経験。これからにも役立つと思うので、生かしていきたいです」と好感触を得た。


大舞台となるファイナルの前に、全日本ジュニア選手権(11月15〜17日、広島)をターゲットに定める。国内の世代最高峰の大会に向けて「今回ミスしてしまったジャンプも、確率良く降りられるようにして、ショートも70点を出せるようにしたい。いい演技ができるように頑張りたいです」と意気込んだ。【松本航】

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