【卓球】張本智和、50年ぶりシングルス金に妹美和の刺激あり「同じ結果まで行きたいと…」

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2024年10月15日 17:17  日刊スポーツ

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卓球アジア選手権男子シングルスで50年ぶり金メダルを獲得した張本智(撮影・飯岡大暉)

卓球アジア選手権男子シングルスで日本男子50年ぶりの頂点に立った張本智和(21=智和企画)が15日、開催地のカザフスタンから羽田空港に帰国した。


今大会女子団体で金、シングルスとダブルスで銀と3つのメダルを獲得した妹美和からの刺激を明かした。


74年横浜大会の長谷川信彦以来、半世紀ぶりの快挙にも淡々としていた。「あんまりそこまで実感はない。1試合1試合頑張った結果が、こうして優勝に繋がった」と振り返った。


決勝では世界ランク3位の林詩棟(中国)を3−1(11−9、11−6、4−11、11−5)で下した。「しっかり実力者に勝って取った金メダル。すごくうれしい」と喜んだ。


今大会はきょうだいでシングルスの決勝に進出。「妹の活躍が刺激になるときもあれば、プレッシャーになるときもある」吐露しつつ、アジアの頂点を決める舞台では力に変えた。


妹と「同じ結果まで行きたいと思った結果、決勝まで行けた」。妹が先に敗れ、準優勝となったが「負けたなら僕が取り返しすかない」と奮起。「他の選手ならこういうモチベーションにならない」と、その存在に感謝した。


パリ五輪では、妹が団体銀メダルを獲得した一方、自身はメダルなし。「今度はお兄ちゃんが追いかける番」とSNSにつづっていた。今大会で妹は団体決勝で難敵中国を撃破し優勝。同4位の王芸迪、同1位の孫穎莎をそれぞれ倒しての頂点に「決勝で五輪王者を倒した。2回勝ったのはすごい」とたたえた。


今後は、お互いに「シングルスの試合を頑張るのが一番」。個人としては12月に福岡・北九州で行われるWTTファイナルを見据える。「24年最後の国際大会で、今年の集大成。それも日本開催で、思い入れも強い。優勝は簡単にできるとは思わないけど、今回みたいな試合をしたい」と誓った。【飯岡大暉】

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