彼氏の母から学歴マウンティング。反撃したのは彼じゃなかった/恋愛人気記事BEST

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2024年10月16日 08:50  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年10月11日 記事は取材時の状況)

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 昔ほどではありませんが、子供の結婚相手の家柄や学歴が気になる親はいるようです。なかには釣り合わないと思い、反対こそしなくてもネチネチと相手に嫌味を言ったりするケースもあるそう。

「元カレの母親がまさにそのタイプ。私も一応大卒なのですが全国的な知名度はそれほどないため、知らなかったみたいなんです。そのせいかFランク大扱いされ、会うたびにバカにされていました」

◆自分が知らない大学=三流大学と判断して見下す彼氏の母親

 そう振り返るのは、住宅メーカーに勤める林原香奈子さん(仮名・31歳)。母校は偏差値的にも中堅レベルで何度もそう伝えたそうですが、まったく信じてもらえなかったとか。かといって言い訳がましく受け取られるのも嫌だったため、途中からは説明することをあきらめてしまったといいます。

「お義母さんは私が住んでいた県にある国立大の卒業生。お義父さんや元カレをはじめ、親戚を含めてその大学の出身者が多いらしく、いつもそのことを自慢していました。

 国立大といっても別に旧帝大ではないですし、私の通っていた大学とレベル的にそう大差はないはずなのに。でも、地元国立大の出身ということで地元ではエリートとして見られるようで、プライドはものすごく高かったです。元カレは全然そんなことなかったのに……」

 当時、20代半ばだった香奈子さんは彼氏と同棲中。しかし、彼氏の実家も同じ市内にあったそうで、彼の母親はひんぱんに2人が暮らしていたマンションに訪れていたそうです。

「しかも、狙っているのか元カレがいない時間に来ることが多かったですね。自分の息子の前では優しい母親を演じていましたが、私しかいないときは口を開けば聞こえてくるのは嫌味ばかり。

 お義母さん的に私は三流大学出身のおバカな女子という扱いだったため、そのうちに本当に自分はそうなんじゃないかと思うようになっちゃって。それで抱く必要のない学歴コンプレックスを感じるようになってしまったんです」

◆金髪ピアスの弟を見た目だけで格下認定

 そのことを誰にも相談できず、ひとりで悩んでいたそうですが、そんな彼女の異変に気づいた人がいました。

「弟です。もともとカンの鋭い子で久しぶりに遊びに来たと思ったら『なんか元気ないけど大丈夫?』っていきなり言われちゃって。

 それで元カレのお義母さんのことを話したんです。そしたら『結婚してないのに息子の彼女いびるとかありえねぇ!』って怒っちゃって。すると、ちょうどナイスタイミングでお義母さんが家に来たんです」

 香奈子さんの弟は彼氏の母親と会うのがこれが初めて。弟は平静を装って「姉がお世話になっています」とあいさつしたそうですが、このときの彼は金髪にピアスというチャラついた格好。そんな彼のことを値踏みするように眺めていたといいます。

「お義母さんは薄ら笑いを浮かべて、『さすがは香奈子さんの弟さんね』ってあからさまに見下してきました。それで『お仕事は何をなさっているの?』とたずねてきたんです。きっとこの容姿だからまともな仕事に就いてないと思ったんでしょうね。だから、弟が大学生だと告げると驚いた様子でした」

◆京大生だった弟が彼氏母に逆マウンティング

 ですがこんな格好だからロクな大学ではないと思ったのでしょうか。間髪入れずに『どちらの大学に通われているのですか?』と聞いてきたそうです。

「実は、弟は京大生だったんです。学生証を見せて『京都大学です』って言った瞬間、その場でフリーズしていました(笑)。だって格下認定していた私の弟が自分たちの母校よりずっと上のレベルの大学だったわけですから」

 すると、今度は香奈子さんの弟が「姉にうかがいましたが、〇〇大学のご出身だそうですね。あそこは国立の割には比較的入りやすいですよね」と彼氏母に対してカウンター。さらに「地元なら卒業生ってだけでエリート扱いされるんだからいいですよね」と逆に見下し発言を浴びせます。

◆学歴で嫌味を言われることはほとんどなくなった

「京大生の弟にはお義母さんも反論できず、反対にマウンティングされて悔しそうにしていました。結局、その日は用事を思い出したとか言ってすぐ帰ってしまい、それからは学歴のことで嫌味を言われることはほとんどなくなりました。

 まあ、彼氏ともこの一件から半年も経たないうちに同棲を解消して、そのまま別れてしまいましたけどね。いずれにしても本当の義理の母親にならなくて助かりました(笑)」

 この母親のように息子の彼女や結婚相手の学歴を気にする人は少なからずいます。だとしても露骨過ぎる嫌味はカンベンしてもらいたいものですね。

<文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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