○ ヤンキース 6−3 ガーディアンズ ●
<現地時間10月15日 ヤンキー・スタジアム>
東地区王者ニューヨーク・ヤンキースが中地区王者ガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦に勝利。シリーズ成績を2勝0敗とし、日本時間18日から敵地クリーブランドで3連戦を戦う。
第1戦に続き、この試合もヤンキースが先制。初回、1番グレイバー・トーレス、2番フアン・ソトの連打で無死一、三塁の好機を作ると、3番アーロン・ジャッジが二塁ベース付近へ高々と打ち上げた打球を遊撃手ロキオがまさかの落球。この間に三塁走者が生還した。
続く2回裏にも9番アレックス・バードゥーゴの適時二塁打で追加点を挙げ、なおも一死二、三塁という状況でガーディアンズはポストシーズン好調の2番ソトを申告敬遠。ここまでポストシーズン打率.125、未だ本塁打無しと苦しむジャッジとの勝負を選んだ。屈辱の満塁策をとられたジャッジは2番手右腕スミスから中犠飛を放ってリード拡大。2試合連続打点をマークし、主砲としての役目をきっちり果たした。
援護を受けたエース右腕ゲリット・コールだったが、5回途中で6安打、4四球と制球に苦しむピッチング。3点リードの5回表、無死満塁から4番ジョシュ・ネイラーの右犠飛で1点を失い、さらに5番トーマスに四球を与え、逆転の走者を出したところで降板。一死満塁のピンチで登板した右腕クレイ・ホームズは併殺崩れの内野ゴロで2点目を許したが、最後は8番ヘッジスを空振り三振に仕留めてリードを守り抜いた。
その後、6回裏にアンソニー・リゾの適時二塁打で2点リードとし、7回裏にはジャッジに待望の一発。一死一塁から7番手右腕ギャディスの高めフォーシームを振り抜くと、打球角度37度、飛距離414フィート(約126メートル)の放物線を描いて中堅バックスクリーンに着弾。今季ポストシーズン6試合目、26打席目にして漸く放った1号2ランでガーディアンズを突き放し、本拠地2連勝。15年ぶりのアメリカン・リーグ制覇、ワールドシリーズ進出へ好スタートを切った。