現在59歳、金融資産の7割が現金預金になります。このままで大丈夫でしょうか?

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2024年10月17日 12:51  All About

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みなさんから寄せられたお金についてのさまざまな疑問や悩みに、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。今回は「60代以降の資産配分」についてです。
みなさんから寄せられたお金に関するさまざまな疑問や悩みに、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが答えてくださいました。今回は、60歳以降の資産配分について検討している方からの質問です。

Q. 60代の資産配分は、今のままでも大丈夫でしょうか?

「預貯金と投資(主に投資信託)の割合を60歳以降、どのようにしたらよいでしょうか?」(せっちゃんさん/女性/59歳)

<家族構成>夫(61歳)、長男(34歳)、長女(31歳)
<世帯年収>700万円
<金融資産>現金預金2000万円、リスク資産1000万円

A. 「リスクを取り過ぎていないので、資産配分は現状維持でも良いと思います」(深野さん)

現在、現金預金とリスク資産が2:1の割合になっているので、ちょうど良いバランスだと思います。65歳まで働く予定があるなら、今の資産配分をそのまま維持するのでもよいでしょう。仮に65歳以降に働かなくなった場合でも、金融資産に占めるリスク資産の割合が3〜4割であれば、問題ないと思います。

もし、リスク資産を増やしたいなら、金融資産の5%程度を増やすくらいにしておくのが賢明です。ご相談者の場合ですと、金融資産が3000万円ですので、大体150万〜200万円の範囲でしょうか。ご年齢を考えると、それ以上リスク資産のウエートを大きくするのは、やめておいた方が良いと思います。

やはり、今後の収入がどうなるか分かりませんし、もし損失が出た場合、短い時間で回復させることは難しいでしょう。こういった点を考えると、リスク資産を大幅に増やすことは控え、今くらいの資産配分を維持していくのが良いのではないでしょうか。

教えてくれたのは……深野 康彦さん

マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。
(文:All About 編集部)

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