空のペットボトルが新しいコカ・コーラに無料で変身!東京ミッドタウンで「リサイクルって、Loveだ」展が開催中

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2024年10月18日 17:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「Love again リサイクルって、愛をつなぐことなんだ。」



こんな素敵なメッセージを掲げたイベントが現在、東京ミッドタウンで開催されている。日本コカ・コーラ社が主催する「リサイクルって、Loveだ」展だ。10月20日に制定されている「リサイクルの日」に合わせた体験型イベントで、空のペットボトルを持参すれば誰でも無料で参加できる(12歳以下の方は保護者の方とご一緒での参加が必須、お一人様1回限り)。



今回はそんなハッピーなイベントの全体像をレポート。今週末は六本木に出かけ、リサイクルの過程を追体験しながらキンキンに冷えたコーラで喉を潤そう。

○「Love again リサイクルって、愛をつなぐことなんだ。」の意味


10月18日(金)〜20日(日)にかけて東京ミッドタウン(ガレリア B1 アトリウム)で開催中の体験イベント「リサイクルって、Loveだ」展。



使用済みペットボトルが新たにペットボトルとして生まれ変われるのは、決して当たり前のことではない。数え切れないほど多くの人たちがリサイクルの輪に参加することで、初めて新たなリサイクルペットボトルが生まれる。本イベントでは、この事実を「Love again リサイクルって、愛をつなぐことなんだ。」というメッセージで表現している。



主催の日本コカ・コーラ社はもともとサスティナビリティー推進の一環として、使用したペットボトルを回収し、リサイクルして新しい容器にする「ボトルtoボトル」という活動に取り組んできた。「コカ・コーラ」や「い・ろ・は・す」といった主要ブランドでは、すでに100%リサイクルペットボトルを導入している状態だという。


事前に開かれたメディア取材会で登壇した日本コカ・コーラ社の田口さんは、現在のペットボトルのリサイクル状況について次のように説明する。



「日本のペットボトル回収率は94パーセントと非常に高い数値ですが、すべてが再びペットボトルに生まれ変わっているわけではなく、実際にはまだ30パーセント程度しか再生されていません。自販機横のリサイクルボックスには飲み残しのあるペットボトルが捨てられていたり、ペットボトルの品質が悪かったり、ゴミが混じっていたり、まだまだ多くの課題が残っているんです」(田口さん)



田口さんは今回のイベント開催にあたって、「ジェンジー(Z世代)」の持つ価値観から多くのヒントを得たと明かす。



「若い皆さんに話を聞くと、普段の生活の中に当然のようにサスティナビリティーがあるということがよくわかりました。義務感からではなく、心地よさやマナーとして『リサイクルするのが当たり前だ』という認識が広がっているんだと感じています。若い皆さんのこういった認識をもっと多くの人に理解してもらうため、今回の『リサイクルって、Loveだ』展を企画しました」(田口さん)


会場には「ボトルtoボトル」の過程を疑似体験できる仕掛けとして、特別仕様のリサイクルボックスが用意された。リサイクルボックスに空のペットボトルを入れることで内部のセンサーが反応。センサーでつながった自販機から“100%リサイクルペットボトル”で作られた「コカ・コーラ」が出てくるという仕組みである。

メディア取材会にはZ世代を代表して3名の大学生が参加。リサイクルボックスによる仕掛けなども実際に体験し、ペットボトルリサイクルの過程やその重要性について改めて確認。体験後はステージに登壇し、それぞれイベントの感想について語った。


大学4年生の山村さんは、「普段、リサイクルの過程というのは想像するしかなかったのですが、今回のイベントでは空のペットボトルが新品のペットボトルに変わるという流れが体験ができて、すごく面白かったし勉強になりました」と話した。



同じく大学4年生の櫻井さんは、「リサイクルに出したペットボトルが、また新しいペットボトルに戻っていく過程を体験できたこと、実感できたことはすごくいい経験になりました」と語ったうえで、コカ・コーラ社の宍倉さんに対し、「ペットボトルをリサイクルに出すときに、私たち消費者が気をつけるべきことは何かありますか?」と質問。



宍倉さんは「屋外と自宅で分類の仕方は変わりますが、まずはお住まいの自治体のルールに応じていただくことが非常に重要。リサイクルボックスを使う場合、飲み残しのあるペットボトルやゴミなどを入れず、業者が回収しやすいかたちになるよう協力いただければ幸いです」と回答した。


大学3年生の前田さんも、「リサイクルというと少し難しいイメージが持たれると思いますが、このイベントは『Love again』というテーマで、身近なペットボトルを用いたわかりやすい内容になっていて、とても親近感が持てました」と振り返った。


会場にはリサイクル過程をさらに詳細に示したディスプレイなども用意。ハート型に折りたたんだペットボトルなどを壁一面に飾ることで、リサイクルの重要性を視覚的に訴えるなどもしている。


「リサイクルって、Loveだ」展は10月20日まで東京ミッドタウンのガレリア地下一階アトリウムで開催中。「コカ・コーラ」の爽やかな刺激を喉で堪能しながら、リサイクルがつなぐ愛について思い巡らせてみてはどうか。もちろん、空のペットボトルを持参するのもお忘れなく!(猿川佑)

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