ワークマン定番の「透湿防水防寒ジャケット」は、バイク乗りに愛されるコスパ最強防寒アウター 暖かいだけじゃない優れた機能性に注目

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2024年10月18日 21:10  Fav-Log by ITmedia

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 2016年のエリア限定販売を経て、2017年からラインアップに加わったワークマンの「イージス360°(サンロクマル)リフレクト透湿防水防寒ジャケット」。

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 ほぼ毎年のように機能をアップデートしている定番商品で、今年はマルチに対応できる新スタイルのガンメタカラーが新たに登場しました。販売価格は5800円(税込、以下同)です。

 本記事では、本製品を愛用している筆者が魅力を詳しく解説します。

●優れた防水仕様が特徴の防寒アウター

 本製品は、寒冷地や夜間の外作業を想定して誕生した防寒アウターです。商品名に含まれる「360°リフレクト」とは、どの角度からの光源に対しても反射するリフレクタープリントに由来しています。

 これが夜間走行時の安心感を高めてくれることから、バイクライダーの間に口コミで広まりました。2016年の秋冬シーズンにエリア限定販売商品として初登場しているので、2024年で9シーズン目を迎える非常に息の長いモデルなのです。

 表地に使われているポリエステルは、耐水圧10000mmH20、透湿度8000g/平方メートル/24hと高スペックで、縫製カ所には浸水を防ぐシームテープ処理が施されています。

 さらに表面には撥水加工がなされるなど、レインジャケットが不要なほどの優れた防水仕様となっています。実際、筆者はこれを着てバイクで走っている際に何度も雨に降られていますが、裏地まで雨水がしみてきたことはありません。

●バイクライダー向け機能が充実

 本製品は、バイク乗りが喜ぶ機能が充実しています。まずは中わた入りのフード。スナップボタンで接続されているので、不要なときは簡単に取り外すことができます。

 続いては襟です。隙間風の侵入を防ぐためにやや高めに設計されているだけでなく、襟に収納されているフェイスガードを使うことで、顔周りの寒さもしのぐことができます。寒い時期、ライダーは首周りの防寒のためにネックカバーを着用しますが、それが不要なほど首やあご周りの冷えを軽減してくれます。

 走行中、ライダーは常に風を受けるため、余裕のあるサイズのジャケットはどうしても生地がバタついたり、はらんだりします。それを軽減してくれるのが、上腕部や身頃の両サイドに設けられた調整タブです。さらに下方からの隙間風の侵入を防ぐため、裾にはドローコードが挿入されています。

 隙間風が侵入しやすい部分と言えば袖口も見逃せません。このジャケットは袖口が二重になっており、内側は親指を通すためのサムホール付きリブニットを採用。外側の面ファスナーによる絞り調整タブと合わせ、隙間風や雨水が入ってくるのを防ぎます。

●別売りのベストで機能性を高められるのが魅力

 大きなアップデートと言えば、2022年に導入された「アタッチメントシステム」です。これはいくつかある別売りの対応ベストをファスナーで接続できるようにしたもので、これによって防寒性を高めつつ、脱ぎ着のしやすさを両立しました。

 対応ベストの中には、バッテリーによって内蔵ヒーターが暖まる電熱ベストもあるので、ライダーだけでなく厳冬期に釣りをする人にとっても魅力的な機能と言えるでしょう。

●2024年モデルはポケットが7カ所に増えた!

 さて最新の2024年モデルのガンメタカラーは、レギュラーモデルのシグナルレッドとマットブラックと比較し、主に前身頃の仕様が異なっています。

 左胸にあるポケットは、圧着フラップ付きとなり防水性が強化されました。また両サイドのポケットは、フラップ付きの大型ポケットと止水ファスナー付きの手差しポケットという組み合わせになり、2つの内ポケットと合わせて総数は5カ所から7カ所へと増えました。

●コスパ最強! 寒い冬を乗り切るための1着

 本製品の販売価格は5800円で、ワークマンのPB(プライベートブランド)製品では高めの部類に入ります。しかし、昨年は中わたの量を25%も増やして防寒性を強化するなど、価格据え置きのまま毎年のように改良されており、むしろお買い得と断言できるレベルまで進化しました。

 実際、ベテランライダーの中にも愛用者がたくさんいますし、冬の釣り場でも数多く見かけます。すでに9月から店頭に並んでいますので、気になる方は足を運んでみてください。

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