【陸上】田中希実「脱・無難」誓う　現状打破のためスピードに着眼「体の動かし方さえ分かれば」

陸上で五輪2大会連続2種目出場の田中希実（25）が「脱・無難」を誓った。17日、国立競技場で行われた所属先のニューバランス社のトークショーに登壇。パリ五輪で5000メートルで予選敗退、1500メートルで準決勝敗退の結果に「無難な順位、タイムは安定的に出せてるかなと思うんですけど、無難じゃやっぱり決勝に進めなかったり、戦えなかったりっていう事が続いてて」と言及した。

スタミナや粘りの面では手応えがある。現状打破のために着眼するのはスピードだという。終盤の粘りの向上に、「食らいつき方で、まず体の動かし方がわからないなと思い当たった。体の動かし方さえ分かっていたら、しんどくても粘れるんじゃないかな」。精神面に答えを求めず、技術面で克服できると見通した。この日のイベントには同五輪代表で女子100メートル障害の田中佑美、男子マラソンの赤崎暁も参加した。