マネジメント層が「得意」と自負している業務　3位「目標達成・業務遂行の支援」、2位「部下に業務を割り当てる・任せる」、1位は？

　マネジメント業務に携わる人が、得意としている業務は何か。シーベース（東京都新宿区）が調査結果を発表し「自身のマネジメントにおいて、比較的うまくいっていると思うこと」として最も回答が集まったのは「部下とのコミュニケーション」（33.0％）だった。

【画像】「自身のマネジメントで、比較的うまくいっていると思うこと」ランキング

　2位は「部下に業務を割り当てる・任せる」（30.7％）、3位は「部下の目標達成・業務遂行のための支援」（22.3％）で、トップ3は部下に対して直接的に関与する業務がランクインした。一方で「他部署との調整・交渉・連携」（11.8％）や「リスクマネジメント」（9.6％）、「目標管理・評価のサイクル」（8.8％）といった項目の割合が低かった。

　回答を年代別に見ると「担当組織のビジョン・戦略立案」「目標設定や業務の計画」「部下に業務を割り当てる・任せる」「業務の進捗管理・軌道修正」「部下の成長促進」「担当組織全体の方向づけ・まとめあげ」の回答割合は60代がトップだった。他年代と比較して、ベテラン層が得意としている業務が多いことがうかがえる。

　30代では「担当組織内のコミュニケーションや協力の促進」、40代では「他部署との調整・交渉・連携」の回答率が最も高かった。

　マネジメントの経験年数別に見ると「担当組織のビジョン・戦略立案」と回答した割合は「10年以上」（19.7％）、「5年以上10年未満」（18.5％）、「5年未満」（5.5％）と、経験年数が多いほど増加する傾向にあった。

　7月初旬にインターネットで調査した。対象は全国のマネジメント業務に携わる480人。