巨人−DeNAのファイナルS第3戦は"申告敬遠"が明暗分ける…笘篠氏感嘆「避けられるものは避けるのが三浦監督の勝負」

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2024年10月19日 08:46  ベースボールキング

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3回巨人一死満塁、大城のゴロを二塁に送球するDeNAの二塁手牧(右)、遊撃手森敬が一塁へ送球し併殺(C)Kyodo News
◆ 齊藤氏「いかに勇気をもってそういう作戦をとれるか」采配的中でDeNAが日本シリーズ進出に王手!

 巨人ーDeNAのファイナルステージ第3戦は、1−2でDeNAが勝利した。2回裏に岡本和真のソロ本塁打で巨人が先制。3回裏にも一死二・三塁の好機で岡本に打順が回ったが、この場面でDeNAが敬遠策をとる。一死満塁で大城卓三の打球を二塁手・牧秀悟が飛び込み、4−6−3の併殺打となった。

 DeNAはその後4回表に同点に追いつき、5回表に勝ち越して日本シリーズ進出に王手をかけた。勝負の分かれ目となった3回裏の攻防に、18日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。

 岡本への申告敬遠について、谷繫元信氏が「三浦監督からしたら勝負に出た」と語ると、齊藤明雄氏は「岡本に打たれたら2,3点入る場面。歩かせて大城で併殺がとれるという計算の下、牧の超ファインプレーでその通りになった」と分析。「打球がマウンドの傾斜に当たったからとれた。あのまま素直に行っていたら抜けていたかもしれない。勝負をかけた良い結果オーライだった」と紙一重のプレーの称賛した。

 さらに笘篠賢治氏が「巨人の雰囲気を一番変えられるのは岡本だから、岡本と勝負に行って打たれたら本当に変わってしまう。避けられるものは避けるという、三浦監督の思い切ったある意味"勝負"」と述べると、齊藤氏も「いかに勇気をもってそういう作戦をとれるかだから」と三浦監督の采配の見事さを強調した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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