【箱根駅伝予選会】昨年3秒差に泣いた東京国際大はアクシデント乗り越えて8位で突破

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2024年10月19日 16:35  日刊スポーツ

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力走する東京国際大の選手たち(撮影・鈴木正人)

<第101回箱根駅伝予選会>◇19日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地〜立川市街地〜国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)



昨年の予選会でわずか3秒差で本戦出場を逃した東京国際大が、想定外のアクシデントを乗り越えて8位に入り、2年ぶり8度目の出場を決めた。


昨年は転倒して失速した留学生のエース、リチャード・エティーリ(2年)が、今年も10キロすぎに腹痛を訴えてペースダウン。さらに主将の楠木悠人(4年)も暑さによる脱水症状で10キロ手前で棄権したが、総合力で本戦出場権をつかんだ。


中村勇太ヘッドコーチは「(エティーリ)は昨年は転倒後に振り絞る走りができなかった。今回は脇腹が痛いと訴えてきたが、痛みをこらえつつ最後まで必死な姿で走ってくれた」と、突然の体調不良にも1時間3分台で力走した留学生エースの成長を感じていた。


2年ぶりの本戦に向けて「たまたま取れた箱根ではなく、本戦を目指してやってきた。今年のチームスローガンは下克上。予選会8位からだが、まずはシード権をしっかり獲得したい」。1年間目指してきた予選会を突破して、中村ヘッドコーチが新たな目標を設定した。【首藤正徳】

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