【箱根駅伝本戦展望】2冠挑む国学院大が本命も混戦 予選会組ではエース温存で6位の中大に期待

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2024年10月19日 20:37  日刊スポーツ

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【イラスト】箱根駅伝出場校

<第101回箱根駅伝予選会>◇19日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地〜立川市街地〜国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)



1秒差が箱根駅伝本戦切符の命運を分けた。総合優勝11度の名門・順大が、浅井皓貴(4年)の日本人2位の力走などで11時間1分25秒で10位に滑り込み、14年連続66回目の本戦出場を決めた。11位で落選した東農大との上位10人の合計タイム差はわずか1秒だった。立大が1位通過して3年連続30回目の出場を決めた。


   ◇   ◇   ◇


◆本戦展望 混戦模様だ。拍車を掛けたのは、14日に開催された大学3大駅伝の初戦の出雲駅伝だった。国学院大が5年ぶりの優勝を飾り、下馬評では2強だった青学大、駒大を退けた。今年2月の大阪マラソンを初マラソン日本最高で制した平林清澄(4年)の存在がチームに最高のカンフル剤となり、格段なチーム力向上を証明した。「スピード駅伝」の出雲路を制したが、より自信を持つのは距離が伸びてから。来月3日、2冠をかけて挑む全日本大学駅伝では、本命に挙げられそうだ。


今年1月の箱根を制した青学大は、出雲の勝率は低い。原監督はあくまでも年明けの大一番に照準を合わせており、ピーキングが鍵を握る。2季前の3冠の再現を狙った駒大は出雲は2位で惜敗したが、エース佐藤圭汰(3年)を故障で欠いていた。全日本も欠場見込みだが、今後の回復具合が注目だ。


予選会組では中大に期待がかかる。通過順位こそ6位だが、エースの吉井を温存し、溜池も大事を取って回避させた。前回はインフルエンザ禍で悪夢を見た箱根路。全日本での結果を弾みに、一気に頂点を狙う戦いをみせたい。

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