横浜高齢者殺害 強盗殺人容疑で22歳逮捕 連続強盗との関連捜査

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2024年10月19日 23:01  毎日新聞

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男性の遺体が見つかった住宅を調べる捜査員ら=横浜市青葉区で2024年10月16日午後1時58分、本社ヘリから玉城達郎撮影

 横浜市青葉区の住宅で住人の後藤寛治さん(75)が手足を縛られて殺害された事件で、神奈川県警は19日、事件の実行役の一人として、千葉県印西市、自称・個人事業主の宝田真月(まづき)容疑者(22)を強盗殺人容疑で逮捕した。神奈川県警は指示役など複数の人物が事件に関与したとみており、首都圏で相次ぐ強盗などの事件との関連も調べる。


 逮捕容疑は、仲間と共謀して10月15日ごろ、後藤さんの住宅に侵入。後藤さんに暴行を加えて殺害し、現金約20万円を奪ったとしている。「やったことに間違いありません」と容疑を認めているという。


 県警によると、宝田容疑者は自身の車で他の2人と共に後藤さんの住宅に向かい、3人で後藤さんの住宅に押し入ったと説明。他の2人とは「知り合いではない」と話しており、秘匿性の高い通信アプリで指示役と連絡をとっていたと供述しているという。


 県警は、後藤さん宅からは、ネックレスなど数点(時価計約30万円)もなくなっていたとしている。付近の防犯カメラに映った車の映像などから宝田容疑者が浮上した。


 横浜市の強盗殺人事件は一連の事件の中で被害者が死亡した唯一の事件。後藤さんは16日午前10時35分ごろ、近隣住民の通報で駆けつけた警察官に住宅内で倒れているのを発見された。後藤さんは粘着テープで手足を縛られ、口を塞がれていた。体の広範囲に打撲痕があり、その場で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は全身打撲による出血死だった。死亡推定時刻は15日ごろとされる。


 住宅の室内は荒らされており、複数の異なる種類の土足跡が残っていた。捜査関係者によると、机の引き出しなどが開けられて物色されたような状態だったという。県警は17日、強盗殺人事件と断定していた。


 後藤さんは妻と2人暮らしで、妻は数日前から外出していた。後藤さんの発見時、玄関のドアは施錠されておらず、脇の窓は壊されていた。


 捜査関係者によると、後藤さんを縛っていた粘着テープから指紋が検出されていたことが判明。この指紋が、千葉県市川市の住宅から住人の女性(50)を連れ去ったとして、千葉県警が17日に監禁容疑で逮捕した住所・職業不詳、藤井柊容疑者(26)のものと一致したという。神奈川県警は強盗殺人事件の後、藤井容疑者も実行役の一人とみて行方を追っていた。


 藤井容疑者の指紋は、9日に千葉県船橋市であった強盗致傷事件の現場からも検出されており、神奈川、千葉など4都県警の合同捜査本部は、藤井容疑者が三つの事件に関与した疑いがあるとみて調べている。【宮本麻由、横見知佳】



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  • 強サツとなると法定刑はタヒ刑か無期 仮釈の申請を出せるのが年々伸びてきて、だいたい平均35〜40年くらい 申請が却下されると次の申請は10年後 もしかしたら、もうシャバには出られないかもね…
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